「切り口が多く考えさせられる映画。印象に残る韓国映画ベスト作品で文句なし!」マルモイ ことばあつめ ナベウーロンティーさんの映画レビュー(感想・評価)
切り口が多く考えさせられる映画。印象に残る韓国映画ベスト作品で文句なし!
マルモイ ことばあつめは今年、一番観たかった映画で来週で私が住んでいる所の映画館では来週で終了と言う事で鑑賞したが、期待通り文句なし素晴らしかった。今年のベスト映画候補でもあり、何度も観たい韓国映画の一つにあげたい。さすが、監督がタクシー運転手約束は海を越えての脚本家。個人的にはダブル主演だと思っているが、ユン・ゲサンとユ・ヘジンの二人のやり取りが最初はぎこちなかったが、段々と朝鮮語の辞典を作り祖国のためにお互いが協力し合うあたりから呼吸があってくる演技は素晴らしかった。ラストシーンは辛かったが、朝鮮語辞典が戦後、日本から独立した戦後韓国で完成したシーンは印象に残った。この映画は切り口が多い。一つは朝鮮語編纂の歴史背景、もう一つは日本が植民地化した朝鮮の時代背景、創始改名、京城小学校での日本語教育のシーンや小学生が軍隊の行進して当時の日本の戦意高揚映画を鑑賞するシーンなど近現代史からの視点など切り口が多い。この映画を観て思ったのは、今の日本と韓国・北朝鮮との関係や問題、歴史認識など現代の問題ともリンクする映画だと思う。今年のベスト作品に上げたいぐらい。朝鮮語、韓国語を勉強されている方や両国と関わるビジネスをされている方にぜひ観てもらいたい映画。また、この映画はぜひ若いKPOPファンには観てほしい映画。KPOP歌手はなぜ、日本語で歌うよりも自分の母国である韓国語で歌うと自信をもって堂々とステージをこなすか。当時の歴史背景やこの映画を観れば納得できるはず。GOT出身のユン・ゲサンの演技を観て痛感。今年の韓国映画のベスト作品にあげたいです。
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