「言葉と文字」マルモイ ことばあつめ オクやんさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉と文字
今作品は日本の統治下の京城(ソウル)で母国語が禁じられ民族の言葉が消えかけた時代に有志を集め朝鮮語(韓国語)辞書の編纂をした2人の物語である。
自国言語は民族の誇りであり、自国文字は民族の源となるものであることが、この映画から強く感じられる。前半は、ちょっとコミカルな部分とシーンに合わない音楽で多少、違和感を感じたが、緊迫度が増した後半になると見入ってしまった。にしても事実を元に創作された物語とは言え、かなり日本人は非人道的に描かれている。その様なシーンを見るたびに複雑な心境に陥るのは自分だけではないと思う。そういった部分を含めてもなお、今作品の素晴らしさは色褪せること決してない。
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