「女子があまり出ないのが残念。」東京リベンジャーズ じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
女子があまり出ないのが残念。
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東京リベンジャーズはタイムトラベルものにしては新鮮味はないが、10年前のヤンキーを絡ませたあたりが面白い。そのため、疾走感もあり120分たっぷり楽しめる。
ヤンキーものは苦手なんだけど、後味の爽やかな佳作だと思う。
荒唐無稽な話にリアリティを持たせることが出来たのはひとえに若い俳優陣の熱演に尽きる。北村匠海くんは最初っから最後まで殴られっぱなしだけど、どんなにボコボコにされても立ち上がる気持ちが熱い。原作をかじった時にドラケン君は松田翔太だと思ったけど、山田裕貴も熱演でいい俳優だと思った。マイキー役の吉沢亮は鍛えているのか顔立ちに比べムキムキ感がアンバランスで惜しいと思う。ショートボブの今田美桜は・・・謎(笑)
最近流行りともいえる過去と現在を行き来して、現在の状況を変えるという話だが、「夏への扉」やループものの「パームスプリングス」など、もはや定番とも言える。
意識だけが過去に戻るので、「君の名は。」に似た擬似タイムトラベルものだけど、未来が変わった時の変化の仕方がご都合主義的だ。それでもライトなファンタジーSFと捉えると「まあいいかな」と思う。
映画的な演出、俳優、スケール感があって、ヒットする映画だと思う。
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