「負けなきゃ勝ち」東京リベンジャーズ Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
負けなきゃ勝ち
キャストも監督も今までに観た他作品でも
観た人だったし原作は未読でしたが観賞
ヤンキー映画+SF(ちょっと)というありそうで
なかった作品
英勉監督は「映像研」や「ぐらんぶる」など
漫画の実写化作品でよく名前を聞く監督ですが
スマッシュヒットとまではいかないものの
結構しっかりまとめてあって映画として
ちゃんと観れる印象がありました
感想としては
この手の映画化によくある「原作未完」の
問題点を上手に捌きつつ
「クソな人生をやり直す」というテーマを
ぶれることなく描けており面白かったと思います
タイムリープというからくりを使いながらも
結局はヤンキー漫画らしくど根性で切り開く
ポイントもつかめていたんじゃないでしょうか
ダメニート花垣武道は10年前の高校時代は
仲間と好き放題やっていたのですが
今は完全に「クソな人生」を生きる日々
しかしある日その高校時代に付き合っていた
彼女の日向が弟と一緒に抗争に巻き込まれて
死んだというニュースを知り
(半グレと読み上げるアナウンサー初めて見た)
その後武道は地下鉄でホームに突き飛ばされて
轢かれて死ぬところでしたがふと10年前に
タイムリープしそもそも自分がクソな人生を
歩むキッカケになった原因から
日向の運命を変えるために奔走する事になります
そのタイムリープによって知った未来から
武道は今までは関わることもなかった東京卍会の
総長の万次郎や堅と知り合いになったりしますが
別に未来を知ってるからという事だけでなく
ケンカは全然ダメだが人生を変えたいという
武道の根性が事態を変えていくところが
ヤンキー漫画としてちゃんと成立していて
面白いところ
しいて言えば
原作が未完なせいで詳しく描写できない
キャラが多少おりそこにあまり触れようと
しないため未来で佐野の抹殺にこだわり
稀咲に感心を持たない日向の弟に
こいつひょっとして黒幕かと思うなど
誤解しかねない部分はありましたが
まあ些細なところ
吉沢亮は陰キャから陽キャはたまた
こんなヤンキーまでなんでもこなしますし
大河効果か客席も結構様々な年齢層がいました
今日から俺は50億いきましたが
この作品もそれくらいいくんじゃないかと
思いました