まともじゃないのは君も一緒のレビュー・感想・評価
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普通ってなんだろう?
すごく面白かった!!!とくに主演の2人が最高でした。
ずっとクスクス笑えて、ストーリーやメッセージにも共感できる、満足度の高い作品です。
とにかく主演2人のやりとりがテンポよく軽快で面白かった〜〜ずっと見ていられる感じ。笑
演技でこんな2人のやりとりを見られる作品って、なかなかないんじゃないかと思います。
劇場内の人数は少なかったですが、クスクス笑いが起きていて、しかもそれが苦痛にならない、とても面白くてあたたかい映画でした^ ^
私の個人的な考えとして、人に当てはめる「普通」という考え方というか概念が好きではないので、終盤の、普通ってなんなのか?自分の気持ちはどうなのか?というような、大野(成田凌)の言っていたことや香住(清原果耶)を思いやる気持ちに共感しました。
個性を認めるよりも周囲との同調(同化)をよしとし、異なるものは受け入れない・排除しようとする、日本のよくない価値観にも訴えかけてくるメッセージ性があると思います。
普通かどうかを考えるよりも、まずは人に寄り添い・向き合うことが何より大切なことだと改めて気付かされました。あとは、自分に正直で、嘘をつかないことも。
私は自分が信用できる人じゃないと、一緒には暮らせないかなぁ。
こういう映画こそ、たくさんの人が見ればいいのに、、なんて、ちょっと思いました。
終わってからも、その後の2人はきっと上手くいくんだろうな〜 続きも見たいな〜 なんてことを考えながら、余韻を楽しみました^ ^
なかなかの拾いもの
まぁ言ってみれば寓話だし、ファンタジーだし、あり得ないと言えばあり得ないことばかりなんだけど、ところどころクスリと笑えて、良いところに着地する。
成田凌もだが、清原果耶がなかなかなコメディエンヌぷりをみせてくれる。
失礼ながら、ちょっとした拾いもの。
マチネー向けの軽快作
なかなか面白かった。
予備校の数学講師大野(成田凌)と、その教え子秋元(清原果耶)の他愛のないやりとりから始まる恋愛コメディ。少女漫画っぽい設定だけど、原作は無いみたい。普通の恋愛の仕方がわからず、高校生に指南を受ける、数学オタクの予備校教師を成田凌。ちょっと変わった人物を、嫌味なく好演。ホントになんでも出来ますね、この人。普通なことに飽きてきている、強気な女子高生を清原果耶。CMなどでの透明感のあるイメージではなく、等身大の女子高生という雰囲気が似合う。(というか元々そういう年齢か)
本作、大半が成田凌と清原果耶の会話シーン。場面はどんどん変わるので、ワンシチュエーションドラマではないのだけど、基本は2人の会話で物語が進む。
面白かったのが、向き合うのではなく、二人並んで歩きながらの会話シーンが多い。そうすると舞台劇っぽく、二人とも観客の方に向いてる画が多いのだ。画面的には、まさに漫才の立ち位置でテンポ良くボケとツッコミが繰り返される。そのテンポや間が心地よく、ベテランの漫才を見ているようだ。会話の中身は噛み合わず、少しづつズレているのに、なんとも違和感がない。これは、名人芸の域ではないだろうか。
爽やかなベンチャー企業の社長役の小泉孝太郎は、イメージどおり。その奥さん役の泉里香は、お嬢様の設定。二人絡むシーンはほとんどないのだけど、なんとなくお似合いのカップル。
ベタベタの恋愛ドラマでもなく、ストーリー的には特筆すべき所もないのだけど、テンポも良く楽しく作られていて、朗らかな気分になれる良作です。
面白かった!
リズミカルな台詞のやりとりで、内容がスッと頭の中に入ってきました。それから、相手との距離感や、相手をどう思っているのか、何がしたいのか、どういう人なのかって言うのがきちんと伝わってきて、役作りに長けた映画だったと思います。こんな子、いなそうだけどいそう!みたいな。ちゃんと、スクリーンの中で全員が、きちんと、生きていました。お話も、纏まっていてよかった。わかりやすかったので、私は好きです。
普通が唯一の正解ではない
周囲との面倒な摩擦を少なくするために、人が無意識に心に着る「普通」という窮屈な服。この映画を観た後、その服を脱いで一息ついたような気分になれた。
一見コミュ障で、相手の言葉をおうむ返しする癖がうざい予備校教師大野。でもその仕草に慣れてきて彼の言い分ををよく考えると、結構的を射た内容も多く、だんだん共感が湧いてくる。彼は自分が変わり者なのではという自覚があり、それを直して普通の結婚をしたいと思っている。
一方香住は、奥手な大野に高飛車な態度で恋愛指南をする一見しっかりしていそうな女子高生だが、行動を追うにつれとんちんかんで世間知らずな面が見えてくる。彼女自身は、自分を変わり者だとは思っていない。
結局は似た者同士である二人の、お互いに伝わらない会話がコミカルで飽きない。
キャスティングが秀逸だ。
いい塩梅に気の抜けた感じの成田凌。「あの年でコミュ障かつ普通の感覚が分からない、でも社会人として働けるレベルだし流れによっては女性受けする」そんなよく考えると匙加減の難しい役をナチュラルに体現している。立ち姿や奇妙な笑い声が絶妙。
そして清原果耶はやはりよい。
耳年増で、年上相手にタメ口で机上の恋愛論を指南する女子高生の役は、わずかに表現を間違うとすれた雰囲気が出たり、生意気さを不快に感じてしまいそうなものだ。
でも、彼女が演じる香住からは言動の根本にある純粋さや幼さゆえの怖いもの知らずな感じが見て取れて、可愛げを感じる。下世話な話をしていても、冒頭に出てきた女子高生グループのような陰湿さや不快感がない。
香住が自分の気持ちに混乱する場面などは加減を誤るとわざとらしさが漂ってしまいそうだが、きっちりやり切っていて清々しい。
ちょっとこじらせた意地っ張りな女子高生の突飛な行動を、自然かつ魅力的に見せる巧みな脚本と清原伽耶の力量で、ヒロインの「普通」からはみ出た部分がきらきら輝いていた。
二人と対比させるように描かれる青年実業家宮本とそのフィアンセ美奈子もよい。小泉孝太郎のごく微かに胡散臭い雰囲気がよく生かされている。人前で講演する姿が様になるのは、血筋かな。
「普通が唯一の正解ではなくて、いろんな考え方があっていいはず」「普通であることに縛られる滑稽さを描こうと思った」というのは前田監督の言葉だ。
自分の純粋な気持ちを温存しながら生きていくのは、大人にとっては結構難しいことのように思える。でも、単なる多数派である「普通」が唯一の正解なわけではない。自分にとっての正解を否定せず、忘れないようにして生きていれば、大野の魅力を美奈子が理解したように、意外な理解者が現れるものなのかも知れない。
「普通」縛りからの解放の第一歩は、自分の胸先三寸なのだ。
主演二人のマシンガンならぬ銃撃戦トーク
予告等全く見ていなかったのですが、期待以上の面白さでした。
清原果耶はこれまで「年のわりに上手いな」くらいの認識でしたが、コメディもいけるとは私の中で今作でさらに株を上げました。セリフを喋っている感じがほとんどない。
そして成田凌も変人ダメ男感もありつつかっこいいところはかっこいい。あの笑い方誰が考えたんでしょうか。
二人の噛み合ったり噛み合わなかったり一方的に捲し立てたりそれにたじろいだり、アドリブと思しきゆるゆる会話まで、とにかく見てて飽きないかけ合いが本当に楽しいです。
あと小泉孝太郎の使い方も絶妙でした。
ほのぼのと観られました
前半は何度か声を出して笑ったなあ。ずいぶん久しぶりな気がする。すげえ面白いってシーンじゃないんだけど、つい笑わされるんだよな、脚本、監督が上手いんだろうな。
成田さんファン、清原さんファン共に、ゆっくりご堪能ください。楽しめると思います! ただ、単にカッコいい、かわいいという描写ではないです。極論すれば、逆かな? 二人ともちょっと変人だだから。 でもその役が、違和感とか嫌な感じにならないところが、この映画の、いいところ!
おまけ
森の中は、調和がとれている。自然界は、完成されていて、変化もしている。数学は、変化や調和の中に… 残念。覚えてなかった。あはは。
前田監督、髙田脚本での「婚前特急」も観てみたくなるなぁ。
恋愛映画?
成田凌さん、清原果耶ちゃんと言う個性のある若手俳優の二人が主演で、楽しみに観ました。清原果耶ちゃんもついに恋愛映画か!と言う感じでしたが、これは恋愛映画と言うよりは恋愛指南映画と言う感じだったので、納得しました。クスッと笑える所が満載で良かったです。
中身とは関係ありませんが…
途中から演者のリップシンクが合っていないような気がしてきて作品に集中できませんでした。マスク生活が長くて、話している時の口元を見る機会が少なくなったからかな?気のせいかな?
成田さんと清原さんの掛け合いは最高
掛け合いの間、セリフのスピード、表情が本当に最高。
成田さんと清原さんの演技力のなせる技で、他に演じられる人はいるのだろうか?
お笑いのような爆笑ではないが、終始ほっこりしてニヤケが止まらなかった。
大満足
セリフの歯車の掛け違いが魅力 オススメします
出だしから高校生の清原果耶と数学の予備校講師の成田凌の二人のセリフの掛け合いがとても面白く最後まで楽しめました。
セリフのたまらない魅力がありました。あと成田凌の何とも言えない笑い方も個性的で面白かったです。
小粒な作品ですが高評価なのもうなずけます。主役の清原果耶は文句なしのうまさだですが小泉孝太郎の軽薄な演技もなかなか良かったです。
とにかくセリフの量が多い会話劇ですが歯車のずれ具合が作品として特徴的で普通じゃない魅力が出てる作品です。
友人や恋人同士でぜひご覧ください。
老若男女 楽しめると思います
初日初回に行きましたが、なぜかカップルより男の方が多かったです。
主人公2人の演技力に支えられた良作です。清原果実さんは朝ドラが始まりますし、今後一番楽しみな若手女優さんと思います。
小泉さんがこの役を引き受けた勇気はすごいと思いました。。
普通って幸せ?
普通が幸せな人もいれば、そうじゃない人もいる。普通が正解だと思われる世の中だけれども、普通じゃなくてもそれも正解だと教えてくれる
普通も正解だし普通じゃないのも正解
結局普通って何だっけ、と自分に普通じゃない部分があっても受け入れられるようになった
人生って複雑だけれどもこの作品を見て心がスっと軽くなったような気がした
大きく印象に残るシーンはないのに何故か身終わった後は心の中心にこの映画が残っている 生きやすくなるように心に寄り添ってくれる
この作品に出逢えた私はきっとありのままの生き方で生きる1歩を踏み出せた、ような気がした
高評価通りの良作!!
多くの皆さんが経験した事がお有りでしょうが…
口コミが高すぎる作品は(飲食店も然り)とかく肩透かしに終わる場合が多かったりする。
期待値が高ければ高いほどハードルが上がるのだから 高評価を付けられた側も ある意味大変かも…?とも思うのだが。
が、しかし
この作品に関しては、期待値を遥かに越えて来た!
もちろん観た人が皆そう思うの
が決して"普通"ではないのかも知れないけど、、、
でも、敢えて言いたい!
この作品を未見の方は是非騙されたと思って、映画館へGO!!!
普通じゃない傑作ラブコメ
世の中の普通に馴染めない二人のオリジナルラブコメディ。いま最も注目している推し女優・清原果耶の主演作ということで楽しみに鑑賞しましたが期待を裏切らない納得の出来映え。彼女の圧倒的な魅力に心を鷲掴みにされた。国民的女優への階段を順調に駆け上がっているように感じる。
そして、ダブル主演である成田凌もさすがの演技力で二人の共演にグイグイ引き込まれた。コミックに近いようなラブコメを実写で演じきる二人の高レベルな演技に脱帽です。
2021-43
普通ってなんだろう?
予告から、普通って本当に何だろうなと考えていました。
いざ映画を観ると、2人のやりとりが絶妙でとても笑え普通なんかどうでもいいって思えます。
ラブコメディのようで、そうでないとても楽しめる映画です!
2回目を観に行きたくなり中毒性があります。
平日のお昼の時間帯に観に行きましたが、小さなスクリーンで満席近くにも関わらず皆さん笑っていらっしゃったので
映画っていいなぁとしみじみ思いました。
何が“普通”なのか考えさせられた。いい感じ。
近ごろ、弟がプラスチックスプーンを有料化するってことを決めた。宮本はゆとり教育から詰め込み教育への逆戻りを切々と説いていることがどうも虚しく感じられ、ついスプーン問題を思い起こしてしまいました。あの皿にしたってそうだ。何にでも使える普通の皿。可笑しいんだけど、普通だという虚しさも同時に伝わってくる。
白子やイクラを知らなくったって生きていける。嫌いだからという理由で食べなくても生きていけるのだ。数学バカというだけのちょっと個性的な予備校講師にしたって、会話が噛み合わないだけだし、そんな人なら世の中にいっぱいいる。平均的な人間ばかりだと画一的で世界は面白くない。小6のときに習った平均値やモード、メジアンを思い出してしまいました。
作品のプロットとしては、本命の男のために自分が利用しようとしていた人を徐々に好きになっていくというよくあるもの。これもまた普通なのだろうけど、キャラ設定が絶妙だ。大野を普通じゃないと力説する秋本香純との会話がコントのようで面白いのです。なぜかサンドウィッチマンのコントを思い出し、映画としてのボケとツッコミの新鮮さも感じられます。定量的にどれくらいかはわかりませんが・・・
また、普通指南・恋愛指南役の香住は“素数”に興味なさそうだったけど、勉強漬けで映画はあまり見てないのだろう。素数を知らなければ『CUBE』も楽しめないし、『奇蹟がくれた数式』や『博士の愛した数式』、そして『ビューティフル・マインド』も楽しめないぞ!そういうことにしておけば、これから先もイイ感じなのかな・・・
ボケとツッコミの掛け合いが抜群!
成田は普通じゃない人を魅力的に演じられる人。清原はよく知らなかったが、背伸びしたがる女子高生をちょっと斜に構えた感じで演じていた。2人の濃密な演技がこの映画を面白くさせていた。日本のラブコメは、やっぱりテレビドラマのイメージが強くて、映画ではなかなか思い浮かばないのだが、98分に凝縮されたこの映画を観て、捨てたもんじゃないと思った。お話はよくある話で新味はないが、2人のおかげで楽しい映画になった。
全188件中、121~140件目を表示