「葬列、葬列、また葬列で、意識が朦朧としてきた」国葬 うさぎぐさんの映画レビュー(感想・評価)
葬列、葬列、また葬列で、意識が朦朧としてきた
大量に発見された、スターリンの葬儀のフッテージを再構成した作品と聞いて、なんか発見があるのかな、面白いかも、くらいの気持ちで見に行ったのですが、もう、とにかく、葬列、葬列、また葬列で、スターリンの亡骸を一目見ようと押し寄せた群衆のショットが延々と映し出され(約2時間のうち8割はコレ)、意識が朦朧としてくる、なかなか厳しい映画体験でした。
大量の人々を洗脳し、大量の人々を死に追いやった、その「量」を、分かりやすく説明するとか、要約するとかでなく、そのまま「量」として見せる、というのが、この監督の手法なんだろうなぁ。
って書くと面白そうでしょ。でもめちゃくちゃ退屈ですよ。得難い体験ではありますが。
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