劇場公開日 2021年9月17日

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君は永遠にそいつらより若いのレビュー・感想・評価

全65件中、21~40件目を表示

5.0ラストの意味は観た人の捉え方に任されている

2021年10月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

なかなか見ることが出来ず。たまたま横浜の(憧れのミニシネマ)ジャックアンドベティで、観たかったふたつの映画を連続上映してたので、意を決して遠征鑑賞でした。

高評価も納得の映画でした。

唯一問題なのは、佐久間由衣が可愛すぎることぐらいかな。あれでモテないわけが無い。

大学生のチャラチャラした話かと思ったら、なかなかベビーな話になります。
そして、最後は鑑賞者のとらえかた次第で、いろいろな撮り方が出来ます。
こういう映画は好き。

たまたま、舞台挨拶付きで監督だけ来ていました。サプライズで佐久間由衣か奈緒か来ないかな、と期待していましたが、残念。監督だけでした。
ただ、質疑応答があったのは楽しかった。
本当は、最後の方はどういう意図があってどういう意味なのか質問したかったけど、見た人次第で良いのかな。

ネタバレしないではなかなか感想が書きにくいけど、あのキャラがあのシーンに出てくるところでことや、最後の行動や言葉がどういう意味なのか、この辺りはいろいろな捉え方が出来そう。

私は、あの部屋にあのキャラクターが見えたのは、あの部屋の意味やあの部屋にいた人と、そのキャラクターが重なる部分があったからだと思いました。監督はちょっと違うことを言っていましたが。

この映画も、心の病と自死が関係します。
2作連続で同じテーマでした。

こちらも、ポップで楽しい空気も、重い空気のコントラストがとても良い。前半から楽しいシーンや、可愛らしいシーンが多かったので見やすかった。

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だるまん

3.5佐久間由衣は長身の美人なのに、それを封印。

2021年10月10日
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鑑賞方法:映画館

私は現代の若者を描いた作品を原則あまり観ない。60歳は超えているし、まだ働いているとは言え既に定年退職した人間だ。若い人に関心がない。
それが恋愛ドラマだと引いてしまう。また、昨今は同性愛を扱った映画も多く、そんな物は見たくもない。
NHKの朝ドラに出ていた時から佐久間由衣が好きで、それで観る気になった。
現代の若者を生態・会話・心の有り様が丁寧に描かれて、好感が持てた。丁寧すぎて映画が長くなっている。ちょっと削ってほしい。
主演の佐久間由衣は長身の美人で、目を惹くがこの映画ではそれを封印して、良い演技をしている。
私の好みの映画ではないが、佳作だ。

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いなかびと

4.0堀貝の抱える劣等感は誰もが持っている。

2021年10月9日
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鑑賞方法:映画館

自分には大切な何かが欠けていると悩む卒業間近の女子大生堀貝。明るくて友達も多そうに見えるが実際はネガティブ思考で他人と深く関わろうとしない。作り笑いでその場を繕って過ごす日々。そんな頃同じ大学の1つ後輩猪乃木と知り合い残された学生生活に色がついてゆく。

虐待という痛みを違う形で共有する2人。心の内を話せる誰かをきっと待っていた。学生という立場がもうすぐ終わり、これから背負ってゆくものの重み。生きている限り悩みは尽きない。

疲れたら休めばいい。好きな髪色にして好きな格好をしたらいい。人なんて誰もが無神経なんだからそんなに自分を卑下することはない。まだまだみんなこれからやんか。私なんかより永遠に若い登場人物達を羨ましく思った。

笠松将は強面のイメージが強かったけどやんわりとした雰囲気良かったです。でも穂峰の遺した言葉は強烈だったな。あんな風に言われると返す言葉が見つからない。

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はるたろう

4.0すごく好き

2021年10月9日
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鑑賞方法:映画館

いきなりまんじゅう大帝国と東京ホテイソン出てきてちょっと身構えた。
でもそれ以降はずっと良かった。
(別に彼らが悪目立ちしたわけでもなく、芸人が出てくると身構えてしまうだけ)

決して明るい話ではないけども、心温まる、前を向いて生きていこうと思える作品。

正直、全然期待していなかったのでびっくりしました。ごめんなさい。

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丑

4.0ものすごく見やすかった

2021年10月3日
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主人公の心情が若い頃の自分を思わせる(笑)感じもあってとてもスッと入ってくるような映画でした
この手の映画にありがちな説教くささや、グドさ(泣いたり喚いたり)みたいなものがなくて気がつけば終わってた感じですね

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puleco2

4.0生涯大切な人

2021年10月3日
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鑑賞方法:映画館

鑑賞3回目、原作未読。
初回は⁇というところもあったけど、鑑賞後に爽やかというか、心地良い感じでした。

世の中理不尽なことだらけなわけで、
テーマはいろいろあるのでしょうが、2人のこれからの始まりの物語だと思っています。

たまたま、今日劇場で「あのこは貴族」のDVD発売のチラシを貰いましたが、あの作品の2組の女性達と通じる感じがしました。

とても素敵な映画だと思います。
公開劇場少ないのが残念。

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しろくま

4.5若さは武器

2021年10月2日
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タイトルの意味が少しづつ紐解かれてく感じでした。

ただ、私の足りないアタマでは捉えきれていない何かがまだありそうです。

人それぞれ何かしら
多かれ少なかれ抱えて生きているんだよ。

それに気付けなかった事にうろたえて、自責の念を持つことも1つの経験。
人に間違った捉え方をされた事で自分が傷付いてしまった事も経験。

あとは、その後どうするか…。

周りとどう関わっていくか、いかないか。

若いからこそ取れる選択肢も多いはずだから
諦めないでガンバレ!って言いたい。

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rin*

4.5なんとなく過ごしているようでも、社会に向き合う大学生像

2021年10月1日
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鑑賞方法:映画館

原作を先に読んだ  京都市北区の大学出身の原作者の学生生活の中に、こんな思いがあったのだろうか 原作では京都が舞台になっていて、ホリガイは児童福祉司になるけれども、社会福祉を専門にしている大学ではないから、「福祉」が独善的だと他の学生から言葉をぶつけられていたのだろう  ちょっとしたきっかけで児童福祉司を自分の仕事と思い込み、その一点だけは揺るがなく就職を決めたのであるが、周りの同級生や、ゼミ生、下級生、バイト先の同僚の「ひとの痛み」を知るにつけ、その揺るがないはずだった児童福祉への気持ちにも、自信をなくしていく姿  就職・卒業前のモラトリアムと言えばそうだけれど、こういった仕事だから感じる気持ちであろう
原作では就職後虐待ケースに向かっていく「現場」は描かれていないが、本作では最後に「現場」を先輩ケースワーカーと訪問する姿があって、児童福祉司として成長を感じさせる姿がとてもよかった  赤い自転車の忌まわしい記憶を告げたイノギの思いがホリガイには備わり、そしてネグレクトされている子どもを救おうとするも自死した同級生の思いもホリガイの中で生きている
イノギと出会ったこと、他の大学時代に知り得た「ひとの痛み」が昇華されているところにジンとした  ああいった大学生活、渦中であれば逃げ出したいと思うことばかりだけれど、振り返ってみて、自分を創り上げた体験・経験であれば、憧れすら感じた  セリフの中に「介入」という言葉が何度も何度も出てきたのが気になった  当事者同士の問題に入っていく、ホリガイの幼い時の他人のケンカの仲裁に入っての嫌な経験とか、ネグレクトされている子どもの家に入っていくとか、こういった仕事では避けられない事であろう
主演のお二人は今やいろいろな作品に出られていて、佐久間さんはこの役柄とはまったく違うイメージだし、奈緒さんも大人らしいイメージで、大学生としてのお二人はとても印象的でした
(9月30日 テアトル梅田にて鑑賞)

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chikuhou

4.0どうしたって、しんどい

2021年9月29日
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Scott

4.0二人の女優の演技と存在感

2021年9月28日
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コージィ日本犬

3.5自分は他者と比べて何かが決定的に欠けている

2021年9月28日
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若者たちは就職や友人の死などの「人生のイベント」を目の当たりに、まだ何者でもない自分の存在について思い悩む。しかし友人との親交、そして痛みを共有しながら相手を思いやることで乗り越えていく。終盤の展開と「アンケート用紙の裏面」、そして最後の「佐世の一歩」とエモーションを畳みかける。
評価は分かれそうですが、私世代(50代)にも十分刺さる内容になっていると思います。
主演の佐久間由衣さんはまだ少々荒っぽいところがありますが、この役にはハマっているような気がします。『“隠れビッチ”』の際にも感じましたが、「美人にもかかわらずウザい感じ」も出せて意外と幅広く演じられそうな可能性は感じます。今後も注目。

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TWDera

5.0映像も音も内容も濃密でした

2021年9月26日
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泣ける

笑える

知的

思っていたとおり、まぁそうなのかな、というところもありましたが、素晴らしい映像と音響に見入って、内容も単に“そうなのかな”というだけにとどまらず、かなり色んな要素が絡み合っていて、予想をはるかに超える面白さでした。
内容の根本はつらいものかもしれませんが、うまい具合に笑いどころも多く詰め込まれていて、やっぱ、相当おもろい。
優れた原作の映画化というだけのことはあって、ユニークな言葉、印象的な言葉が多くあったような印象です。
同時に、書籍という媒体を忘却させてくれるくらいの映像・音響表現だったという印象で、なんか、すんごく良かったなー・・・という感じです。

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SH

3.0今の大学生ってこういう感じなのね。

2021年9月24日
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今時の、いわゆる普通の大学生ってこういうんだなという意味では良かった。
言葉遣いとか、関係性とかこんな感じだろうね、みたいなね。
ただ、心の傷というか、本来のテーマという観点からはちょっと厳しいかな。
突然姿消す?、突然死にますか?みたいな部分で、動機が分からないのが事実なんだろうけど、それが言いたいことだとは思えず、示唆してるのが何なのかもわからずで。
よくわからんが、若者の群像劇的なものであれば割り切ってくれたらもっと楽しかったかも。

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khapphom

4.5いいことも悪いこともしっかり刺さった

2021年9月24日
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津村記久子さんの原作は未読。
.
地元和歌山で児童福祉司になることが決まった東谷大学4年のホリガイ。彼女の卒業までの特別な時間。

気になる男子・ホミネ。飲み会の後、二人で帰るホリガイとホミネが好きだった。好きなシーンだった。ホミネの死にホリガイと激しい喪失感を共有した。

3年の女子・イノギとの触れ合いが好きだった。お互いの傷を知った二人。その時、その場所にいなかったことを悔やむ二人。幾度となくすれ違い、近くなり過ぎることのない二人の距離が好きだった。

虐待され育児放棄された少年を命がけで助けたホリガイ。立派な児童福祉司になるだろう。きっと。

静かに、しかし深く感動した。いいことも悪いことも、その一つ一つがしっかり刺さった。真っ当な無常感があった。

今年の日本映画のベストワン候補だ。

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エロくそチキン

4.0モラトリアムもの

2021年9月23日
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社会に出て数年も経てば生活や仕事に追われ、ぼんやりとした焦燥感にとらわれる時間も無い。大人になる前の猶予期間(モラトリアム)とは、よくいったものである。
自身が大学生の頃と重ね合わせたりして…思えば遠くにきてしまったなぁ。

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Oyster Boy

3.0人間の焦りや、そこから抜け出したい弱さとか、人としての繊細な部分を...

2021年9月23日
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人間の焦りや、そこから抜け出したい弱さとか、人としての繊細な部分を描いているのは感じられたが、シンプルに分かりづらかったなーと思ったのと、ちょっとこの登場人物に感情移入できなかったなーという印象。役がらと俳優さんのマッチングが個人的には好きじゃなかったみたいです。

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おれ

1.5とっちらかったことしか言えない

2021年9月23日
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児童福祉士の就職が決まった女子大学4年生を取り巻く人間模様。
過去に虐待された過去をもつ女子大生イノギとの関係、自殺した親友の理由がわからずにいる同級生、女性とうまく関係を結べないバイトの後輩男性。
その取り巻きとの関係が同時に動いているので、確かに主人公が自虐的にいうセリフ「とっちらかったことしか言えない」ように、この映画もとっちらかったようにみえる。どこか主軸があって感情が盛り上がっていくことがなかった。
私自身、学生時代にとても孤独な生活を送っていたので、こうした陰のある人たちさえも友達がつくれているので、シアワセな大学生活のように思える。いまどきの学生の軽さと要領の良さ、それとシリアスな中身、そのバランスをとっていたかのようだったが、「とっちらかっていた」。
最後フェリーでイノギに訴える電話もいまひとつ、共感がわかなかった。
それでも、学生から就職するまでの人生の転機の不安定さはよく出ていたと思う。

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菜野 灯

3.0モラトリアムの焦燥感

2021年9月22日
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大学生の時の自分のことや周りのことなど思い出しながらも、50代のいま、もはやスクリーンの中の若者たちを118分、ただぼんやりと眺めているだけでした

抱える気持ちは似ているかも知れないけど、若い人たちが直面する現実、いまはより閉塞感に満ちているのかも知れないなー

ノスタルジーに流されずに撮り切った点で、よくも悪くも、甘くない映画でした

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ゾンビ2

3.5トラウマって、十人十色だな…

2021年9月21日
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トラウマって、人によって様々なんだよね。側から見れば些細なことでも、本人からしたらその後の生き方を変える程の心の傷…

本作では、同級生から受けた暴力や、大人からの卑劣な暴行といったものから、まさかのアソコが大き過ぎる問題まで…苦笑
挙げ句の果ては、何が心の傷なのか本人も分からないままの自殺…
「理由は聞かないで、俺も何でか分からないから…」という遺書には地味に衝撃を受けましたよ…

そんな濃淡様々な心の傷を抱えた大学生たちの物語を、エンタメ界で引っ張りだこの奈緒と、どこかユルい感じの佐久間由依が好演してます。

どこか冷めてるんだけど、若者らしい青臭さもあって、20年ほど前の自分を思い出して懐かしくもあり…

個人的MVPは、アソコ問題を捻らせるヤスイ役の葵揚くんかな 笑

ここから一波乱起きそうだなってところで終わっちゃうので、色々妄想が広げられそうな作品ですな 笑

余談ですが、観賞後に売店にて…
私「パンフレットください」
店員「¥1,800になります」
私「ファッ?!」
もうひと作品鑑賞できる価格です…
おそらく一週間あっても全てに目を通す自信がない程分厚く、パンフではなくもはや書籍です… 笑
一応購入しましたが、皆さんご注意を…

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葵蘭シネマ

4.02人の幸せを願わずにはいられない

2021年9月21日
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自分は人として何かが欠けてるって思いを持っている人は意外といるんじゃないだろうか。だから自分は〜ができないんだって思うってしまう。自分もそうだから、堀貝さんのそんなセリフを聞いて少しドキッとしてしまった。
卒業後、地元で児童福祉司として働くことが決まっている堀貝さんと、ノートを借りたことで仲良くなっていく猪乃木さんとの交流を描いた物語。なんだけど、周りの男たちの言動や彼女たちの過去、そして下の階の子どもを保護した穂峰くんのエピソードなんかがじわじわと不快でイヤーな気分にさせていく。ほのぼのしてたり飄々とした会話でごまかされてしまいそうになるが、過酷な現実がうまく描かれていた。
そんな中で、「欠けている」感覚が合っていたのか距離を縮めていく2人。お互いの過去の秘密を告白することでさらに2人の仲が深まっていく過程がとてもよかった。そして卒業式後のカキ鍋。食べて飲む2人の幸せそうな笑顔。その後にかわされる会話。どれも悲しくて切なくて愛おしかった。堀貝さんは最初こんな感じでいろんなことを茶化す人はイヤだななんて思っていたけど、目をそらさず物事に向き合ったり、でも逃げたり、やっぱりほっとけなかったりって姿が人間臭くて好きになってしまった。2人にはそれぞれ幸せに、というか前向きな人生を送ってもらいたいなと思ってしまう。映画の登場人物だけど。
今後この2人がどうなるのかハッキリさせたわけではないが、バッドエンドではない。うまく言葉で伝えられないし、みんなが同じように受け取る自信がないから、万人にオススメできる映画ではない。でも、よかった!と言ってくれる人とはいろんなことを話し合いたい。そんなことを思わせる、いい映画だった。原作は未読だけど、読んでみたくなる。

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kenshuchu
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