「ずっと、「他者」と関わる」君は永遠にそいつらより若い h.h.atsuさんの映画レビュー(感想・評価)
ずっと、「他者」と関わる
負けることや痛みを避けるため、あらかじめ言い訳を準備してから勝負を避けようと生きてきた堀貝。過去の深い闇を封印し人との深い関わりを避けてきた猪乃木。
「誰かに話たい」、「誰かに伝えたい」、「誰かに聞いて欲しい」。
わたしたちはあえて自分に気づかない振りをして、そんなことを残したまま生きている。
自らの共感の強さに押し潰される人。
その重圧を避けるために共感のスイッチを切る人。共感は暴力にもなり、唯一の細い糸で繋がった救いにもなる。
そんなことをとっ散らかって思う。
佐久間由依と奈緒の圧倒的な演技。
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