「【女は、旧友と会う度に”5年間、夫とはいつも一緒に居る。彼は離れない事に愛を感じている”と必ず言った・・。今作は、観る側に様々な事を類推させる映画である。】」逃げた女 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【女は、旧友と会う度に”5年間、夫とはいつも一緒に居る。彼は離れない事に愛を感じている”と必ず言った・・。今作は、観る側に様々な事を類推させる映画である。】
ー ガミ(キム・ミニ)は、先輩のヨンスン(ソ・ヨンファ)、同じく先輩のスヨン(ソン・ソンミ)、ウジン(キム・セビョク)の家を、5年間一緒だった夫の出張中に”髪を短く切って”訪れ、何気ない会話をし、一緒に食事をする。
カメラは、そんな彼女たちの姿を長廻しで、映し出している。ー
◆今作への、勝手な憶測
・ガミは、夫との生活に嫌気が差していたのではないか?
ー ”5年間、夫とはいつも一緒に居る。彼は離れない事に愛を感じている。”
繰り返される言葉に含まれた意味。ー
・そこで、夫の出張中に普段とは違う自分(髪を切る)で、旧友たちの家に行って、他愛もないお喋りをし、食事をしたのではないか?
そして、久しぶりに会った彼女達が、どの様な生活をしているのかを、自分の夫との生活と比較しながら観ていたのではないか。
・離婚経験者だが、パートナーと楽し気に暮らすヨンスン(と猫)。
・お気楽な独身生活を楽しんでいる、料理下手のスヨン。
ー 彼女は、酔った日に若い詩人と寝てしまい、付きまとわれているが、それを楽しんでいる風情である。ー
・過去に、ガミとの間に男絡みで明らかに何かがあったウジン。
ー ”貴女には、謝らなければ・・。”というウジン。再後半に登場する、”文化人”の煙草の男。ー
<ガミはウジンが経営するミニシアターで、海辺を写した絵画のような映画を観て、一度は席を立ち、外に出るが、踵を返して再びミニシアターの緋色の椅子に座り、彼女の心象風景の様な、波が打ち寄せるアーティスティックな映画を観ている。
彼女は、映画を観た後、真っすぐに家に戻ったのであろうか・・。
観る側に、様々な解釈をさせる映画である。>
<2021年8月1日 刈谷日劇にて鑑賞>
昨日に続き…、ホン・サンスは評価は高いですが、計算しているものなのか、寄りのアップはなんなのか?よくわかりません。
キム・ミニさん出ますかね。彼女を見ると、時の流れを感じてしまいます。
NOBUさん
都会「寄り」←😅です。
気になっていた作品が、近くの劇場で上映して頂けるのは有り難いですよね。
このような作品は、好み(浸れるか否か)が分かれるとは思いますが、私にとっては「好み」でした(^^)
NOBUさん
コメントへの返事有難うございます。
東京オリンピック、若手選手の皆さんの活躍ぶりが半端ないですよね✨コロナ禍の下、練習を重ね続ける、その精神力に頭が下がります。
女性目線だからか「何を観ているのか」とはならず、食事しながらあれやこれやと会話するシーンに癒されました(笑)
「鷄の首の後ろ」…記憶違いかも知れませんが、「雄鶏が雌鳥の首の後ろを突つく」…だったような🤔(間違っていたらスミマセン💦)
NOBUさん
「映画を観た後」…観た方が色々と想像出来る作風でしたね。
ガミは、もっと自由に、自分らしく生きていくのだろうと勝手にイメージを膨らませました。(旦那さまと共に人生を歩みながら…。)
1人目の時は特に何も感じなかったですが、他へ行っても同じ話…ああ、自己肯定というか同調してもらいたいというか、そういう人なんだなと。
ちょっと私には難しかったし、ストーリー性の無い作品で自分には合いませんでした。