DAU. ナターシャのレビュー・感想・評価
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お そ ロ シ ア ❗️
60年代くらいでしょうか?
イメージ通りのロシアです。
共産国家はどこもこんな感じでしょうね。
気になる人は是非!
ラースフォントリアー好きにはお勧めです。
取調べの破廉恥デタラメを除き、話が平板な割に長すぎ。とにかく編集がなってなくて、平板な描写の日常のぼやきやり取りが長くて長くて私は無理無理。
前評判のチラシの莫大な数のキャスト、エキストラ、最大規模のセットで、2年間も当時の生活したとの触れ込みは
何だったのか?秘密研究所という割には何研究してるんだか意味不明だし。舞台の食堂は子供、ファミリーも来る普通の食堂。
そもそも場面が①食堂でのウェイトレス主人公の中年女ナターシャと若いオーリャとの営業後の諍い②主人公、なんかの実験の成功の祝勝会で知り合ったフランス人科学者リュックとの泥酔→セックス③再び女二人のウェイトレスの諍い④ソビエト国家保安委員会のアジッポによる性的暴行含め強制的な取り調べというより、陰湿かつ強制的な上申書でのフランス人科学者告発強要。
この4つしか無い。
とにかく食堂でのやりとりが長い長い。ええ加減編集で短縮できる他愛のないやりとりの映像垂れ流し。
取調べは執拗かつキテレツ破廉恥で、実際のソ連1950年代はそうだったのか?まあ心理学的には相手を思いどおりにさせる王道ではあるが、普通のまともな人間ならこの取調べ。良心の呵責を感じるだろ。なんか関係ないけど、大正時代関東大震災時の特高警察の取調べ、無政府主義大杉栄、その女房の伊藤野枝の取調べを想像した。クソ憲兵甘粕ならやりかねん。それぐらい特高はクソ蠅以下。でもさ、ただ男と女寝ただけで何でフランス人科学者を犯罪者にしたてる必然性が描かれていない。ソ連全体主義もよく分からない。とにかく前述4つの場面の映像延々と垂れ流し。
とにかくベルリン映画祭って言うのはたいしたことねーなぁと強く感じた。
映画は娯楽なのだから、もう少しスピード感を持って編集して観客が咀嚼し易くして提供するのは常識。とにかく大したことない安いセットで、変化のないセリフの垂れ流し。観客は息苦しくて、つまらなくて我慢比べ大会と映画館が化してしまった。2021年でこの編集は無いよなぁ。私は一人で見たから良かったけど、この映像の陰湿さ、平板すぎ、長すぎのは、カップルはキツい。セックス描写も生々しくて引いてしまったですよ。おまけに最後は尻切れトンボの突然のスタッフロール突入。
しかもこのスタッフロール音楽ついてなくて長い長い。もう!倍速でいけよと思った。そういやこの映画一切音楽使ってないのでは無いかな?
とにかく、長く、生々しく陰湿で息が詰まる作品。コレを芸術だと評価する人の気がしれない。なんか続編ありそうな終わり方だけど、とても観に行く気になれない。
不快なシーン満載
当時のソ連をできる限りリアルに描こうとしているの伝わった。
暴力的な描写が多く序盤から不快なシーンが続く。魚を机に叩きつけて踊るシーンや若いメイドが酔っ払うシーンはとにかく不快。目を瞑つまても音だけでも強い不快さを強く感じさせられる。
極めつけは最後の拷問シーン。ここは直接的な暴力シーンが多くただただ不快。
ただ不快さ以上になにか感じるような作品では個人的にはなかった。
そもそもどういう知識を必要とし、どういう心構えで見たらいいかもよく分からない。
観客に不快さを与える事を主としてる作品なのであればまぁもう少し評価を上がたいところだがそれも不明。
特に最後の拷問シーンはおそらくラスト1時間弱の時間を目一杯使ってたと思うが、全然ストーリーは進展せず、また拷問として効果が強いのかもよく分からない拷問内容であり非常に退屈だった。ある意味こちらも拷問を受けた気分だ。
余談になるが、トークイベント付きの試写だかなんだかを見た知人から聞くには若いメイドが酔っ払って暴れたシーンも限りなく酔っ払った状態に実際したと聞いた。それが事実ならリアルな描写を追求した作品ではあるんだろう。
【”DAU.プロジェクト”第一弾作品。激しい情交シーンと、酷薄なソ連国家保安委員会の”尋問シーン”に戦慄した作品。】
■DAU.プロジェクト<資料による>
・欧州史上最大の12000㎡のセット。
・主要キャスト 400人
・撮影機関 40カ月
・35ミリフィルムで撮影したフッテージ 700時間
・今作後の、上記フッテージを編集しての映画製作数 16本予定
- 旧ソビエト連邦の全体主義を風化させない事が発端。 それにしても、スケールが大きすぎないか・・。-
◆印象
1.各シーンの長廻し。とにかく、各シーンとも、延々と撮影している・・。
・ナターシャが働く研究所の食堂でのシーン。若きオーリャとの言い合い、確執・・。
・ナターシャがMGB(後のKGB)調査官アジッポに”尋問”されるシーン
2.”尋問”シーンを見ると、当時ソビエトで、人民が如何に洗脳されていったのかが、良く分かる。ちなみに、調査官アジッポを演じた人は、実際にKGB大佐だったそうである!!
3.ナターシャと、フランス研究者リュックの情交シーン。一応、モザイクはかかってはいるが”今、映画観ているんだよな、私・・。”と思う程、延々と続く・・。
<既に第二作目も公開されたそうで、あのラストをみても、まだまだマダマダ作品が公開されるのであろう。
それにしても、この壮大なDAU.プロジェクト、現ロシア政府は容認しているんだよね・・。
後、何作日本で観れるのかなあ・・。
壮大な実験作の第1弾作品である。
エンタメ性は希薄であるが、鑑賞価値は十分にあると思った作品でもある。>
鮒は海にいませんよ
ソ連のどこかの秘密研究所内の食堂で働く女性が尋問を受ける話。
忙しくカオス?な食堂の様子から始まりピラミッドパワー的な謎の研究をするラボを挟みつつ食堂でのナターシャとオーリャのやり取り、オーリャ邸でのハレンチナイト、そして三度食堂と1時間半何みせられているんだ?な長~い長~い前フリ。
いよいよ尋問を受けることになり、ほぼ、というより完全に強要ですね。
しかも、尋問というより勧誘?からの言われたことを書くだけって…。
この、どうしようもない選択とか、そこでみせるナターシャの生へ執着とその術とか、それだけの為にこの尺ですか…。
その割には観ていられたけれど、内容に面白さを感じなかった。
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