「見たくない裸と拷問」DAU. ナターシャ りやのさんの映画レビュー(感想・評価)
見たくない裸と拷問
ソ連時代のどこかにある秘密研究所に併設された食堂で働くウェイトレスのナターシャが主役。後輩ウェイトレスのオーリャと酒盛りや喧嘩したり、研究所に滞在するフランス人科学者リュックと一緒に飲んで、セックスし、そのためMGBからスパイ容疑をかけられ、拷問に近い取り調べと、リュックを陥れるような捏造文書を書かされる話。
ソ連の時代と言ってもいつ頃の事がよくわからなかったが、MGBと独裁政権らしいから1950年頃のスターリン末期頃かな。
外国人とセックスしただけで処刑なのか、とか、ウェイトレスごときが店の酒をがぶ飲みしても大丈夫なのか、とか、拷問による捏造文書のシーンなどは現実っぽかったが、この作品は観てて気持ちいいものではない。
ナターシャがもう少し綺麗な体ならまだしも、AVでも出てこないようなみすぼらしい裸は見たくない。
最後のエンドロールが英語表記だったので、合作なのはわかるが、音楽も無しでやたら長い。
DAUシリーズが続くのかもしれないが、次を観たいとは思わなかった。
6/22追記
レビュー投稿後、信頼できる他の方達のレビューを拝見する中で、この作品がDAUシリーズ16本の1本目との情報を教えて頂きました。そういう位置付けとしたら、もしかしたら今後の名作に向けての重要な作品なのかも。それなら、と、評価をプラス1の3に訂正する事にします。
いいね!ありがとうございます。やはり、音楽一切無しの、短縮編集もろくにしていない映像垂れ流しはゲンナリしました。背景に効果音や音楽、現実を忘れさせる場面の切り替え編集があってこその映画かなと思いました。ドキュメンタリーなら又、別ですけれども。それに映像中、登場人物 ウォッカ、常時、酒飲み過ぎです。全員アル中かと思いました。あんなクソまずい酒よく飲めるかなと。すいません独り言です。