「ドキュメンタリーのようだからこそ…」DAU. ナターシャ shantiさんの映画レビュー(感想・評価)
ドキュメンタリーのようだからこそ…
描けるソ連時代の恐ろしさ。ソ連の社会主義の抑圧感が物語全体に漂い個人が精神的にも弾圧されていたことがよく分かる。ナターシャは食堂で働くウェイトレス。その食堂を科学者たちがよく利用するところから受難が始まる。ただの市井の人が絶対的国家に巻き込まれ、利用される恐怖は計り知れない。この作品は壮大なプロジェクトとして構成されているようで、この映画が第一章にあたるようだ。今後の展開が楽しみである。
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