「壮大なプロジェクト」DAU. ナターシャ ジョー141さんの映画レビュー(感想・評価)
壮大なプロジェクト
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オーディション人数約40万人、衣装4万着、1万2000平方メートルのセット、主要キャスト400人、エキストラ1万人、13年の月日によって、ソビエト連邦を完全に再現するという文句に惹かれて、宣伝を見たらすぐに映画館に向かいました。
しかし、画面で見させられたのは、中年女性のつまらなそうな仕事、愚痴、乱痴気騒ぎ、最後には刺激の足りない尋問シーン。
「ソビエト連邦を再現」との事ですが、記憶するところでは画面に出てきたセットは3〜4ほどで殆ど同じ場所にいて劇場で演劇でも見ているようでした。
また、問題の尋問シーンは、アドリブによってリアリティを出すとの事ですが、暴力に遠慮と甘さを感じて、役者同士がプレイをやっているようにしか見えませんでした。
但し、本作の醸し出している怪しい雰囲気とソビエトの閉塞感は十分に感じられたのでそこは好きです。
いろいろ批判しましたがパンフレットを買ったり自分で調べたりいろいろ結果的には楽しんでしまいました。
皆様は、オーリャの笑い声が嫌いだと思いますが、私は好きです。
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