「【”DAU.プロジェクト”第一弾作品。激しい情交シーンと、酷薄なソ連国家保安委員会の”尋問シーン”に戦慄した作品。】」DAU. ナターシャ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”DAU.プロジェクト”第一弾作品。激しい情交シーンと、酷薄なソ連国家保安委員会の”尋問シーン”に戦慄した作品。】
■DAU.プロジェクト<資料による>
・欧州史上最大の12000㎡のセット。
・主要キャスト 400人
・撮影機関 40カ月
・35ミリフィルムで撮影したフッテージ 700時間
・今作後の、上記フッテージを編集しての映画製作数 16本予定
- 旧ソビエト連邦の全体主義を風化させない事が発端。 それにしても、スケールが大きすぎないか・・。-
◆印象
1.各シーンの長廻し。とにかく、各シーンとも、延々と撮影している・・。
・ナターシャが働く研究所の食堂でのシーン。若きオーリャとの言い合い、確執・・。
・ナターシャがMGB(後のKGB)調査官アジッポに”尋問”されるシーン
2.”尋問”シーンを見ると、当時ソビエトで、人民が如何に洗脳されていったのかが、良く分かる。ちなみに、調査官アジッポを演じた人は、実際にKGB大佐だったそうである!!
3.ナターシャと、フランス研究者リュックの情交シーン。一応、モザイクはかかってはいるが”今、映画観ているんだよな、私・・。”と思う程、延々と続く・・。
<既に第二作目も公開されたそうで、あのラストをみても、まだまだマダマダ作品が公開されるのであろう。
それにしても、この壮大なDAU.プロジェクト、現ロシア政府は容認しているんだよね・・。
後、何作日本で観れるのかなあ・・。
壮大な実験作の第1弾作品である。
エンタメ性は希薄であるが、鑑賞価値は十分にあると思った作品でもある。>
16本もあるのなら今作のような内容もまあ、納得かも。でもとりあえず、6時間は映画館、上映されてたとしても私は無理だわ〜TVで観られるようになったら観続けようとは思いますよ!
それにしても凄い映画を撮ったもんですね。
NOBUさん
解説ありがとうございます。
16本も予定されてるんですね。
1本目がこれじゃあ、次を観たい気にならなかったけど、ソ連の恥部を勉強する為に意義が有るなら観ても良いかも、って気持ちが変わりそうです。
ある意味強烈だしキツイ話なんですけど、そらだけ?という感じも否め魔戦でした。
今後どれだけ日本で上映されるかわかりませんが、もう少し観てみたくはあらますかね…。