「全篇に沈鬱とした空気」潜水艦クルスクの生存者たち 旅行者さんの映画レビュー(感想・評価)
全篇に沈鬱とした空気
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史実で結末を知っているので、観るかどうか迷いました。結局映画館へ。
乗組員に給料が支払われず、当時から大統領だったプーチンはソチの保養地にいて、事故の連絡を受けてもモスクワに戻らなかった。ロシア海軍には救出する能力が無いにもかかわらず、西側の救援の申し出を断わる。
観賞した多くの人が、ロシアが今やってることと結びつけて考えたと思います。私もそうでした。ウクライナにいるロシア兵にもまともな給料が支払われておらず、現地で掠奪が行われているという報道があります。プーチンは面子のために、自国民を見殺しにするような人物です。周りの説得で侵略を止めることなどないでしょう。
映画としては、よくできていますが、初めから終わりまで、暗い空気感が漂い、後味が悪いけど、今だから観ておくべき映画だと思います。
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