「国家なんてそんなもん⁈」潜水艦クルスクの生存者たち ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)
国家なんてそんなもん⁈
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ロシア海軍の定期的な軍事演習で起こった魚雷爆発事故に対する救援のまずさと、軍事機密漏洩と威信から他国からの救援の援護を拒否する国家、それによりみすみす父、夫、息子などを失う海兵の家族。こんなアホな判断をする国はロシアだけだったらいいけどね。
同じコリン・ファースの「オペレーション・ミンスミート」は、むしろ事実の方が面白かったんじゃないかと思うくらい映画的アレンジがされていたが、こちらはおそらく事実を伝えようとしたのではないか。とは言っても潜水艦内で誰が何をし何と言い何が起こっていたかは発見されたメモから膨らませたものであるわけだが。話は真正面から描いていても、潜水艦の内外でスクリーンの幅が変わったりといった演出はある。
マティアス・スーナールツはじめ潜水艦の海兵役はハードな撮影だったのでは。「もみの木〜 もみの木〜」のメロディは海兵の歌だったとは知らんかったわ。
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