「多少難はあるが、それでも今週(15日~)ではお勧め。」キング・オブ・シーヴズ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
多少難はあるが、それでも今週(15日~)ではお勧め。
今年9本目(合計76本目)。
実は今週は結構本数が多くて、全部見に行くととても大阪市では無理なので(20時までルールの適用)、人気作品とマイナー作品を混ぜて見に行く予定です。
さて、こちら。最初と最後に出るように実話ベースの物語です(確認済み)。ただ、細かい設定などは変えられたり、どうでもいい部分はカットされていたりしているようです。
他の方も書かれていた通り、「ご老人の盗賊団」なので、そうそう派手なアクションシーンは出てきません。むしろ、妙なことで頭が回るかな(暗証番号の解読に指紋の付着の痕で推測するとかといいつつ、「(強奪したものを)国内で売るとすぐに足がつくからebayで売れ」に対して「ebayって何?何のアプリ?」って答えていたりバラバラ…)という印象です。
まあ、そうでないと「ご老人の」ということになりませんからね。
しかし何というか、多少は着色されているとはいえ、これだけ監視社会、それも銀行やら高級宝石店といった場所はもう何重にもセキュリティがかかっていて、とても押し入るのは無理なのに、それをやってしまうというのがすごいというか…(もちろん真似をしてはいけません)。
途中からはアクション中心というより会話中心にうつっていきますが、それもこのご年齢を考えれば当たり前で(あることないことくっつけると、おかしくなる)、そこは許容範囲かと思います(むしろ、そのほうが減点要素が大きい)。
減点要素は下記0.3で4.5(七捨八入)としました。
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(減点0.3) とはいえ、ご老人とはいえ盗賊団(金庫破り集団)なので、結構言葉遣いが激しいです。いわゆる「言葉にしてはいけない語句」とされる「f**k」(あえて伏せてます。俗にf語とよんだり「罵倒の4語」とか呼んだりする)がもう至るところ登場します。おそらく100回以上出てるんじゃないでしょうか?
で、最初はその部分も丁寧に翻訳されているのですが、あまりにも使いすぎるので途中から翻訳が追い付かなくなってしまっており、中には「あろうがなかろうがどちらでも一緒」な場合にさえ使っているので(一種の口癖というような状況なんでしょうね)、映倫のグレードとしてはGですが、実際に英語を聞き取れるレベルの子(帰国子女レベルの子)や、そこそこ英語が聞き取れる方からすると「うーん…」ということにしかなりかねず(それは結局、多くの日本人が字幕を頼りに見るからで、英語の聞き取りはあくまで補助にしているに過ぎないことによる)、ちょっとこう、これ、「このグレードでいいの?」という点は気になりました(および、もう口癖みたいに「無意味に」使ってしまっているので、そういう会話が「普通に」あるんだ、と思われても困ってしまう)。
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