「自衛隊にもベレー帽はある」海辺の家族たち bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
自衛隊にもベレー帽はある
陸自だけだったと思いますが「略帽」はありますが。フランス軍、似合うねw
移民の女の子に見覚えはあるんだけど、どーしても、何処までも鑑賞済みフランス映画を遡っても分からなくて。だがだがだが。おもいだしたーー!
第九のフラッシュモブの女の子やん。
あー、スッキリした。
※ウソです。似てるけど違いますw
て言うか。彼女だけでなく、「見覚えはある」役者さん揃いの佳作。ちょっぴりイタリア映画を感じさせる幕開け。時代に必要とされなくなった労組左翼が立ち直る姿。歳の差恋愛。移民問題。限界集落を狙うリゾート開発。村と一緒に寂れていくだけの観光地高齢者問題。
まぁ、この小さな設定の中に、ぶち込み過ぎやろと言いたくなるくらいにぶっ込んで来ますが、ユルユルな時間感のおかげで特に混乱する事もなく。
終わり方なんか見て思った事は。
「なんて小津的なんだろ」
未だにこんな事を言うのって日本人だけなんでしょうけどねw
地味に浸みた。
今晩は。
自動車関連の仕事をしているのに、映画に出てくる車にはめっきり弱いNOBUです。
あの、昔のシーンはCGなのでしょうか?似たような俳優さん達だなあ‥、と思っていましたが・・。
”シトロエン位、見分けろよ!”と言わないで下さい・・。
今晩は
”小津的・・。”成程。
私にとっては、いぶし銀のような作風の作品でした。
フライヤーに大きく書かれていた、”フランスのケン・ローチ”と言う言葉も、ロベール・ゲディギャン監督作を初めて観る私にとっては、”成程・・、似てはいるなあ・・”と思いましたが。けれど、観終わった後にじわじわ来る感じは、確かに・・。
それにしても、三河と、広島とでは、ミニシアター系作品のかかるタイミングが、同調しているのでしょうかね。