ストレイ・ドッグのレビュー・感想・評価
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ニコール・キッドマン偉い!
他の方も書かれているように、雪のなか娘を背負って歩く回想シーンとか、ストーリーのよく分からない部分が幾つかある。更に言えば、17年前に、見るからに小規模の銀行ギャング団に潜入捜査する必要があったのか?たまたま大きなヤマに当たったようだが、そうでなければ、リスクの割に得るものが少なすぎるのでは?麻薬組織に潜り込むなら分かるけど。
そういった事は兎も角、特殊メークのハードボイルドおばさんキッドマンが、病身に鞭打ってギャング団のボスを追い詰めて殺す執念の演技に感心した。カサマ監督の演出も上手い。死の直前に汚いお腹を見せたり、犯人の居場所を探る為に性的行為を要求され応じるなど、そこまでやる女優根性に感心。
数日前に観た「ホテルローヤル」の、最後に松山ケンイチとセックスしない残念な波瑠のきれいごと演技とは大違い。さすがキッドマン、米国女優のレベルは日本とは大違い。だから日本映画はつまらないのが多いだろうな。
老け顔
構成は◯だったけど、内容が…X
結局、彼女にはなんの正義もなかったかのように思う。いわゆる復讐劇なわけなのだけど…どちらかと言うと過去の精算のような側面もあって、主人公の衝動にいまいち乗っかれなかった。
確かに今までにないキッドマンではあったけど…この主人公や脚本のどこに魅力を見出したのだろうか?
冒頭キッドマンの顔が70歳くらい見えて…現役の刑事だよな?と戸惑う。
物語が進むにつれ、どおやら推定40代後半なのだけど、それにしても老け過ぎだろ?
アクションも無ければ、エピソードも薄く…特殊メークくらいしか見るところがなかった。
たまに目にする「脚本の全貌を追っていくミステリー」みたいな作風なんだけど…どおにも退屈だった。
期待を下回りました、いや期待しすぎた?
ようやく観れました。
期待は下回ったかなー、残念ながら。
その期待はひとえにニコールキッドマンに対してなんですが。
見たことがないニコールキッドマン、、、うーむ、確かに今までになかった役どころっすよね。汚れ役っすよね。序盤、なかなかのシーンがありますが。
けどなー、悲壮感、やさぐれ感、切羽詰まった感ないんだよなー。
結構な背徳、背信の過去背負ってる割には、、、、なんだよなー。雰囲気だけ演じてる感じ。
MOTERの長澤まさみを観てる気分。
もっともっと主人公の過去、心情掘り下げて人格破壊するくらい追い込んでも良かったのでは?
お話の展開は良いです。
ラストに、なーるーほーどー!な結末。
よく考えられていると思います。
ただ、全体的に中途半端な感じ。
突き抜け感がないです。どんな色の作品にしたかったのかなー?って感じ。
すいません。
すみません。
ねちゃいました。
寝ては起き、スクリーンを見つめるとまた睡魔が。
その繰り返し。
だからといって、さほで寝不足状態ではありませんでした。
僕にとっては本能的に入り込めない作品だったということです。
ちなみに過去と今、どっちのキッドマンが今のほんとのニコール・キッドマン?
スケボーは夢を見る
キッドマンが新たに挑んだ新境地の作品。しかし、色んな伏線をちりばめた割には、どうもとっちらかってる印象が否めない。特に前半は。
後半になって、前半に撒いた伏線が徐々に明らかになるのだが、その部分はそれなりに緊迫感等があり楽しめた。
が、最後のオチで冒頭の車の中にいる部分と、ラストの車に居る部分が結局、そこだけが進行形で、あとは全て回想部分だったていうのには、ちとビックリ。というか捻りすぎか?
ただ雪山のシーンのくだりは無駄なカットだろう。
後半のくだりのシーンが冴えていただけに前半の相関図も含めて、ごちゃごちゃした感があったのは残念だった。
コメディー?ファンタジー?
特殊メイクで名演を見せた「モンスター」のシャーリーズ・セロン「チャーチル」のゲイーリー・オールドマンはその作品のストーリーの秀逸さとの相乗効果もあり高評価を得た。しかし老け&ブサイクメイクしただけで名演技等と持ち上げるのはいかがなものか?そう確信させる位この映画は破綻している。
先ず潜入捜査先がやたらセコい。ただのヒッピー集団である。司法当局がどの様にこの若者たちを凶悪犯罪組織と特定したのだろう?そしてなぜ潜入捜査?ヘタこいたら捜査員は殺されてしまうのに。実際、リーダーのふと思い付いた悪ふざけで捜査員が死にかけた。
で、銀行強盗、犠牲者はたったの二人。ただその内の一人が主人公の恋人&子供の父親だったから面倒くさい事になる。でもそのトラウマを17年も引きずる刑事をロス警察は長年勤務させる事が出来るのか?別にその犯人たちを捜査し続けている訳でもないし。
リーダー格から挑発的な手紙が来る。彼はどうやって女刑事を特定できた?なら潜入捜査員の情報管理が激甘。なぜわざわざそんな愚策をする?
ちょっと捜査したら犯人協力者たちがぞろぞろ出現、そいつらはペラペラ喋る喋る。手コキシーンではオッパイも見せてくれないし。
街中の銃撃戦で捜査側がショットガンってありえねーし。一般人が巻き添え食うでしょう。
作品の構成が過去と現在を行ったり来たりする。これってストーリーが穴だらけだから監督若しくはエディターの苦肉の策?
舞台がロスなのに全然生かしきれてない。フィリップ・マーロウに謝れ!
ダメダメな犯人に対するダメダメな刑事の個人的な復讐劇を見せられただけ。
冒頭シーンとラストシーンの絡み以外見るもの無しです。強いて言えば出落ち的なニコールの特殊メイクでしょうか?
本当に女性版フィルム・ノワールの激熱作品?
女ハードボイルドかっこよかった。 警察の正義という根拠がありそうで...
女ハードボイルドかっこよかった。
警察の正義という根拠がありそうで実は他人が抱く単なる願望ではなく、もっと罪深い個人の強い感情。
仕事など投げ打って、愛する人と人生を送りたいという彼女の願望は、切ないほどわかる。
だからこそ彼女の「脳が焼けるほどの怒り」という生い立ちは描くべきだったな。
ちょこちょこ疑問も残り、その辺うまく説明できてたら傑作だったかも。
疑問に思ったこと。
・なぜサイラスは17年も経ってからあの紙幣を送ってきた?
・倉庫の金にインクが付いていたのもサイラスの仕業?なぜそんなことができるのか?
・残りの金を娘の彼氏にやったのなら最後に相棒の刑事に渡した倉庫の鍵はどういう意味?
・イーサンはどういう関係の人?
・旦那は撃たれて死んだわけではなかった?雪の山は旦那が死んだ日??
・彼女は最後死んだのか?
ここまでの汚れ役をニコール・キッドマンが演じるとは、思っていなかった…
ゴールデン・グローブ賞ノミネートも納得の熱演だった。すごく老けた顔つきもそうだが、アクションもこなしているのは驚きだ。ストーリーは例によって、過去と現在が入り混じってわかりにくいところがあるが、最後まで観たらわかった。原題は、destroyer 。仕事も家庭も親子関係も壊してしまったということか。日本の題名は、stray dog、野良犬。ちょっとニュアンスが違う感じ。さて、エリンは昔のケリをつけることができるのか、映画を観て確かめてほしい。
120分できちんとスタート地点に戻る物語
17年前、潜入操作に失敗して愛する人を失った女性刑事が復讐に突き進む。特殊メイクを施されたニコール・キッドマンの顔がその荒んだ内面を表す。
原題は「Destroyer」、破壊者である。
刑事でありながら情報を得るためなら手段を問わない。終盤、ついに見つけた復讐相手もためらいなく射殺する。しかし、それ以前に破壊されているのは酒浸りになってすさんだ自分であろう。
娘が子供の頃の思い出として語った雪山の記憶。なぜ雪山をさまようはめになったのかよくわからない。しかし、ニコール・キッドマンにおんぶされて雪山を歩くのは美しい記憶に違いない。
物語は少しだけトリッキーな構成だが、120分の物語の軌跡がきちんと円を描いて終わったような印象を受けた。
カリン・クサマ監督はもうずいぶん前であるがシャーリーズ・セロン「イーオン・フラックス」の監督であるらしい。ニューヨーク、ブルックリン生まれの日系人。
作品としての必然を追求した完成度の高い演出
まず、邦題も原題も問題ありだと思う。
邦題「ストレイ・ドッグ」、主人公が車の運転席から見た野良犬から取ったのか?
しかし、原題から離れ過ぎだと思う。
一方、原題のDestroyer、破壊者。
これはネタバレし過ぎじゃなかろうか。
ファム・ファタルという言葉がある。
関わる者を破滅させる女。
男目線で、どうしようもなく、そういう女性に絡め取られ、破滅していくという映画はこれまでにもあったと思うが、ファム・ファタルの側から描く、というのは珍しい。
ニコール・キッドマン演じる主人公エリンは、確かに、死んだクリスにとっても、サイラスにとっても、また、潜入した組織のメンバーにとっても、関わってロクなことになっていない。
彼女は立派なファム・ファタルである。
だが本作を観て、ファム・ファタルというのは、本人もなかなかに辛い、ということが分かった。
どうもエリンの生い立ちは壮絶なものだったようで、そういう破滅的な人間は自身も周囲も破滅させてしまう。
時間軸を入れ換えた技巧には、してやられた。
しかし、謎が解けたという爽快感とは無縁で、破滅の味わいはあくまで苦い。
苦味を表現するのに、ヒロインが美魔女であるわけがない。
そうであるなら、エリンはくたびれて、やさぐれたキャラクターにしかなり得ないし、当然、観る側は感情移入しにくくなる。
だから前半、エリンが男に対し、手で“抜いてやる(射精させる)”シーンもまた、本作にとって必然的だ。観る者は、そんなことさせる側にも、する側にも感情移入できない。それこそが本作の狙いなのだ。
ゆえに、ニコール・キッドマンも敢えて、常に負の感情を抱え、眉間にシワ、目の下たるんの特殊メイクで撮影に臨んだ。
主人公がこういうキャラなら、全編くたびれたトーンになるのは必然である。
そういう点では、本作のディレクションは一貫している。つまり、観客から常に一定の距離を取り、寄せ付けない。
脚本に新味はないし、主人公の背景(別居中の夫のことや、娘とのことなど)なども、もう少し書き込んでほしいと感じるが、演出面での完成度は高いと思う。
その上で、これを評価するかどうかは好みの問題なんだと思う。
タイトルなし
仕事終わりに何か観たくて鑑賞。
予告を1度見て気になってたこれにしたけど
個人的には中々良かったかなと。
見終わってからレビュー見た感じ低かったけが…
終わりら辺の落ち合う所まで結末が分からず
最後辺りでやっと理解。笑
こうやって繋がるんですねーと。
在り来りな話かもしれないけど(潜入捜査先で恋するや不良娘など)
演技が素晴らしかったので見て良かったです。
クリス役の俳優さんも気になる。
ニコール・キッドマンの意欲作ではあるが…
ニコール・キッドマンが彼女らしくない薄汚い風貌の女性刑事を演じることが話題の本作。彼女がそんな役作りをしたということ、17年の年月を感じさせるメイクが見所の映画だった。
話の展開がタラタラしててかなり眠くなってしまった(実際に寝てしまった時間も若干ある)。途中もしかしたら見逃してるシーンがあるのか。よくわからないところがいくつか。
なぜエリンは潜入捜査中の銀行強盗で得た報酬で警察をやめて暮らしたいなんて言い出したのか(疲れたからでいいのか?)、そしてクリスもそれを了承してるし!(犯罪行為やぞ!)、なぜ7歳の娘を連れて雪の降る山道を歩いたのか(7年間クリスが死んでなかった?)、エリンは亡くなるほどのダメージを負っていたのか?、なぜサイラスはわざわざ染料付きの札を送付してまでエリンに最接近してきたのか(分け前の報酬を取り戻そうとしたにしては年月たち過ぎてないか)?
いろんな疑問が残ってしまい、乗りきれなかった。眠くなってしまったし。このままだとかなり低い評価だなと思ったが、たしかに冒頭に発見された死体がボスのサイラスだったことは少し驚いた。だがこの低評価が覆る程ではなかった。
病んだぁ〜💦
重い倦怠感と疲労感を持ち帰ってしまった様で
鑑賞夜は息苦しさも相まって中々寝付けませんでした…
ニコール・キッドマンの熱演とフェルトを駆使し緻密なブラシさばきの特殊メイキャップには頭が下がりましたが私はやっぱりキラキラ⭐︎なニコール・キッドマンが好きだ!
誰か幸せになったのかなぁ…
娘のシェルビーがあの町を出て「怒り」を知らない新たな人生を送ってくれる事をただ、ただ願います
起承が長〜く転結が超短い
起承転結を10で分けると、起2.3承6.8転0.2結0.7な感じです。
評価が思ったより低かったので、眠くなるか?と思いましたが、始終重く暗い感じの割に飽きなかったです。起承が長く転結が超短いと記載しましたが、始まりが終わりなのです(ネタバレかな?)個人的には好みなのですが、好みが分かれる映画なのかもしれません。
ニコール・キッドマンがスゴイ!小汚い婆、落ちぶれた感、黒々としたものを背負い秘めながら、華やかなスターとは違うオーラ、強烈じゃないけど目が離せないオーラ(表現が下手でゴメンナサイ)を放っていました。
きっと誰のせいでもない‼️1日も早い収束(終息)を‼️
原題はデストロイヤー(破壊者⁈)。
邦題はストレイ・ドッグ。迷える(老)犬⁈。
おそらく聖書に出てくるストレイ・シープからの連想だと思いますが、残念ながらどちらもさほどしっくりこなかったです。なんだかすべてが中途半端で、周りの人達(警察の同僚も悪役の人たちも)もよくまあ、最後までこの独りよがりのヤサグレ刑事に付き合ってあげたなぁ、という感じです。
中途半端でなかったのは、登場人物それぞれの老け顔メイクだけでした。
最近、洋画の公開数が減ってるので、コロナ前なら、たまにはこういう映画もあるよね、とさして気にもならなかったと思いますが、現下の情勢だとガッカリ感が少し尾を引くことになりました。
期待外れ。ミスキャストかも。脚本もダラダラしてる
脚本が悪いのかなぁ…
なんか全体的にもっさりしてて、キレがない。
セリフも、ところどころ不自然な感じが気になる。
長く感じましたー
回想シーンとの時系列に注意しましょう!
冒頭の身元不明の死体の正体は…
私は帰宅して皆さんのレヴュー読んで気づいた次第です。アホです(笑)
でも、これは人に勧められない映画。面白くない!
ニコール好きなんですが、この役には合ってないかも。
もっと野太い女優の方が良いかも。
やり手の刑事には見えないんですよ、華奢だし、弱そうだし。
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