ANNA アナのレビュー・感想・評価
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あ、弾がない!
両親が亡くなり、辛い過去を背負ってしまったアナはやがてKGBの諜報員として活躍するが、アメリカCIAも彼女を利用するというストーリー。訓練を受けた後の試用期間でKGBナンバー2のオルガが命令を下す・・・いきなり弾の入ってない銃で要人を暗殺って・・・終わってみると、序盤のここが一番凄かったな。試用期間の給料と保険は?などと考えてると、即刻置いてきぼり=“死”なのだ。 何度も過去に戻って「実は裏があったんだよ」という繰り返しシーンは、今ではコンゲーム作品でいやというほど使われているが、この使い方があまりスタイリッシュではないのです。ベッソンどうした?と思えるくらい、時代に取り残されてる気もします。 そんなスパイを演ずるサッシャ・ルスの魅力。髪型や髪の色もコロコロ変えてりして、いい感じではあるのですが、泣きを見せたり、手首を切ったりで、弱々しい一面も見せてくれる。「あ、弾がない!」という表情も良かったりします。苦労して苦労して、自由を勝ち取りたい!男だって手段の一つにすぎないのです・・・多少ビッチ。 1985年から始まるわけですが、1991年にはKGBも解体するので、社会情勢としてはギリギリのところ。ソ連崩壊にしたって、諜報活動してたらわかってる気もするのですが、東西冷戦の美しいスパイを回顧的に描きたかったのでしょう。そして、美味しい部分は他の者が持っていくというもの。ただ、トップに立つのはほんのわずかなんですよね・・・多分。
久しぶりの映画館、それだけで無条件に満点です❗️
ダメだ‼️
もうガマンできない❗️
ということで、会社帰りに日比谷方面へ短い足を伸ばしてしまいました。
格子模様の座席制限もあるし、自分と同じようにこの日が待ちきれない人で一杯かと思ってましたが、それほど混んではおらず、最近接の方とも5メートルほど離れた十分に対策の行き届いた状況の席に座れました。
ロビーにあった背もたれのないソファーも、待機中に利用するスタンド型テーブルもすべて撤去。売店も壁際の展示品だけ、という具合に、人の手の触れるところは壁に据え付けの半円のテーブルだけでした。
以前と変わらないのはゴジラとミニオンだけでした(二人ともマスクは未着用で、せめて無粋な雰囲気は避けようという気配りなのかもしれません)。
コロナ後初の劇場鑑賞だから、というわけでもないのですが、選んだのはAから始まる『ANNA』。
ひとことで言えば、ディテールには全くこだわらずに遊びごころ満点で楽しみながら作ったスパイアクション。そんな感じです。
この手の作品ならではの〝あるある〟もたくさんあります。
例えば、カルロス・ゴーンさんが来てからの日産みたいに、なぜか英語が殆ど公用語?のようなKGB、とかね。
この映画はたぶん多くの男性にとっては、単なる痛快さ以上に心地良いと思います。
それは〝できる女に手玉に取られて、だけどなんだか役に立ったらしい〟……そんな男の自己満足を密かに満たしてくれるからです。
上から読んでも下から読んでもANNA
本日5日から首都圏のTOHOシネマズが映画再開となりましたので早速TOHO 錦糸町へ。 リュック・ベッソン監督やりましたね!個人的にですが「レオン」以来のヒット作です。 リュック・ベッソン監督といえば美女をカッコよく撮る監督というイメージですが、今作はただカッコいいだけでなく脚本もなかなか見応えあり面白かったです。 時間軸が幾度となくカットバックしますがストーリーはわかりやすくて観やすいですし、完璧な美貌で凄腕なスパイだけどけっこう人間味のあるヒロインのキャラクターが好きです。 チェスがキーワードになっていて、先の先を読んだ結末が爽快でした。
美しいアクション映画
女性ならではの美しさやセクシーさとアクション性をマッチさせ魅力あるシーン満載の作品。
とにかくセクシー。お色気シーンももちろんてんこ盛りなのだが、孤独や葛藤や戦う心情の描き方や、男性では表現が難しい軽快で美しさ溢れる戦闘シーンは中々見ものだったと思う。
ストーリー性は普通。時間軸をかなり前後させて話を進めて来る為、二転三転し過ぎてこちらも早い段階から裏をかいた見方になってしまった為、アクション作品の醍醐味であるワクワク感はあまり感じることはなかった。
若干男性陣が隙がありすぎるのも個人的には気になったか。
ラストは一応スパイから身を引いて終わるわけだが、これは次作でいくらでもスパイ復帰の流れはあるパターンである。
個人的には次作で両親の生い立ちや、なによりアナが本当の幸せを掴む姿を見たいと既に期待してしまっている。
感慨深い
実に、実に久しぶりのスクリーン。とにかく最初は大きなスクリーン観たくて最大スクリーンでやっていたこちらを選択。実に感慨深い… 作品はリュック・ベッソンらしく、「こういうのカッコいいでしょ〜!」のオンパレード。アクションに多少見るべきものはあるものの、ちょっとセンスが古いかな〜。 まあでもそういうところも含めて映画館で映画を観た、という想い。長かった… ヘレン・ミレンが良かったね…
【哀しきロシアンクールビューティー、自由を求めて、米ソの諜報機関を相手に見事なチェックメイト!リュック・ベッソン監督の得意分野、金髪美人のアクション炸裂作品。】
序盤はやや凡庸。 アナ(サッシャ・ルス)も”荒んだ、死んだような”生活を送っているし・・。 ============ アナの恋人は、”あ、君は戦車操縦が超絶上手い、イヴシュキンじゃないか!どうしたんだ、そのタトゥは・・” すいません・・。超絶面白いロシア戦車映画を一瞬思い出してしまいました・・。(アレクサンダー・ペトロフ:あの映画のヒットで脚光が当たったんだね。嬉しい・・。) ============= ―冒頭、旧KGBによる”ウワワ・・”なシーンあり・・。その背景には、KGB長官ワシリコフの対米強硬路線があった・・。そして、その問題解決がこの作品の根底にある・・。- 序盤のトーンから、KGB高官のしたたかなオルガ(ヘレン・ミレン:当然、良い。)がアナに仕掛けた”KGBテスト”のモスクワ高級レストランでの”アドレナリンが体内から吹き上がる大殺戮シーン”から物語は一気に面白さを増していく。 ”アナ、フォークで刺すのは止めて!。痛そうだよ・・” -このシーンも含め、今作品で、何人殺したんですか!アナ?- ・KGBにアナを導き、彼女を支えるアレクセイ(ルーク・エヴァンス)と CIAのアナを抱き込もうとしながらもアナの魅力に引き込まれるレナード捜査官(キリアン・マーフィー:この人が出ると作品が締まります・・。) とアナとの三角関係も面白い。 -これが、ラストに効いて来ます。- だが、今作品の一番の面白さは観客が観せられる映像が、絶妙に計算された時間差で提示される部分にある。 あの脚本の”技”が実に上手く効いている。 アナを演じたサッシャ・ルスのアクションの切れも宜しい。(相当、トレーニングしたのだろうなあ・・。) さあ、今作品はシリーズ化されるかな? 〈今作品のKGBの辣腕の殺し屋、アナを演じたサッシャ・ルスはロシアのスーパーモデル。 「ヴァレリアン」のヒロイン戦士ローレリースを演じたのは、フランスのトップモデルのカーラ・デルヴィーニュ。 「LUCY/ルーシー」のヒロインはスカヨハ。 うーん、貴方の好みは分かり易いぞ!リュック・ベッソン監督。〉 ■蛇足 サッシャ・ルスは「ヴァレリアン」で映画デビューとあるのだが、資料を見ても見つからない・・。パンド・デシネの生物に扮装していたんだろうか?
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