劇場公開日 2021年2月5日

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「神と悪魔に愛された天使」ディエゴ・マラドーナ 二つの顔 lynx09bさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5神と悪魔に愛された天使

2021年2月11日
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鑑賞方法:映画館

プラティニが好きでしたが、シューズはPUMA。そんな中学生のサッカー部時代。日本はまだまだサッカー発展途上だったので、マラドーナは現実味の無いバケモノの様な存在でした。丁度そんな頃のドキュメンタリー。
程々に知っている前提で観るものだとは思いましたが、推したり推されたりの狂喜乱舞は昔から変わらずあり、その圧力に己れ自身が変質してしまうのもまた不変。絵に描いた様な天国から地獄への紆余曲折に触れて思うのは、「全てを押し付けるのは如何なものか」だった。物悲しいというよりかは、憤りを禁じ得ない感じ。勿論、見せられない弱さから繋がってしまった関係を、良しとは言えないのだけれども。
まぁ、そんな事も思ったりではあるのだが、単純に一人の人間が果たした栄光と発展の一時代を眺める物語としても凄い。ドキュメンタリー映画としての完成度云々ではなくて、やっぱりバケモノなんですよねこの方は。凄すぎて笑ってしまいます。
地球レベルのカリスマに触れてみて、日本を振り返ってみるのも一興かもしれませんよ。
―合掌―

lynx09b