「息苦しく生きづらい」ルース・エドガー 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
息苦しく生きづらい
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サスペンスではたいけどサスペンス。
ヒューマンドラマサスペンスとでも言うのかしら?
見応えがあったけど、
誰にも感情移入出来ないモヤモヤした感じが
常にあった。
観終わって考えてみると、レポートの過激な言葉から
ルースの計画は始まっていたのだろうと思われる。
と考えると恐ろしいけど、
今の立場のストレスであって、このまま疑問を持ちながら
良い大人になりそうな気もしなくもない。
ルース視点で考えると、確かに居心地悪いし
あの先生はちょっと行き過ぎてる気がする。
前からムカついてたルースがレポートで過激な事書けば、
こうなって、こうなるからこれでアイツの人生を
終わらせてやろう。と考えたのは納得出来てしまう。
アメリカの縮図になってると思うのだけど、
味方のふりして疑う。
決めつけて自分の正義を振りかざす。
一つの失敗を叩き追い込む。
これはSNSでも同じ事だと思うので、
割と近い出来事のようにも感じました。
ラストの演説とランニングの苦悶の表情もなんとも言えない。
ナオミワッツとティムロスと言う両親も秀逸。
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