「設定に無理がありすぎます」リズム・セクション よしさんの映画レビュー(感想・評価)
設定に無理がありすぎます
飛行機事故で家族を亡くした女性が、その事故を引き起こしたテロリストに復讐を挑む物語。
売春婦に身を落とした普通の女性が、テロリストを追い詰める基本設定は興味深く、またカタルシスや緊迫感を覚えやすいものだと思います。
ただ、その基本設定に合わせる為の無理が多く、興ざめします。
そもそも物語の発端となる、ジャーナリストが主人公に情報を漏らす必要が欠片もなく、ここから戸惑いを感じます。
主人公を鍛えるエージェントも、彼に鍛えるメリットがありません。
こう言った納得感のない展開が散見され、当然、映画に対する興味も薄れ、評価も厳しめです。
但し、良いところもありました。
BGMの使い方は上手だっと思いますし、カーチェイスの撮り方も斬新で迫力がありました。
所々で良いシーンが幾つもあっただけに、雑な部分が残念でなりません。
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