「とても面白かった。演出もとても良かった。戦車の弾が発射されるときに...」T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版 チュモさんの映画レビュー(感想・評価)
とても面白かった。演出もとても良かった。戦車の弾が発射されるときに...
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とても面白かった。演出もとても良かった。戦車の弾が発射されるときにたまにスローになったりする過剰な演出が逆に良い。やはり戦車映画はこうでないとと改めて感じた。ストーリー自体も実際にはありえないような展開もあるが映画だからそこは目を瞑って純粋に楽しめた。
戦車の動きも格段に良かったと思う。後から操縦手のステパン役のヴィクトル氏が本当に運転してたと知り驚愕。ドリフトまがいなことをT-34でやってのけてるし…。T-34の操縦は戦車の中でもかなり難しい部類に入ると聞いたことがあるので本当にすごい。
今回の完全版で追加されたところは、主人公のイヴシュキンと敵側のイェーガーの名前のくだりなのかな?T-34を見るのは今回が初めてだったので本当かはわからないが、このシーンは個人的にかなり好きだ。イェーガーがイヴシュキンと自分の名前の由来が一緒だとわかり嬉しそうに語っているのに当のイヴシュキンはヤルツェヴァとアイコンタクトしてイチャイチャしてるという。全編を通してイェーガーはずっとイヴシュキンのことを敵ながらかなり特別視しているのに対し、イヴシュキンはイェーガーのことをただの敵の将校としか思ってない感じのこのすれ違いが好き。捕虜に普通に戦車与えて猶予を与えたり、終盤で5分待ってくれ!とイヴシュキンが言った際に本当に待ってくれたり、最後の握手のシーンでもイェーガーがイヴシュキンの手を引いて道連れにするのかと思ったが、本当に普通に握手しただけで最後まで紳士的だったのが好印象。まあ、実際に戦争でそんなナメてたらダメなんだろうが…。
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