「最初から結末が分かる。 人称がコロコロ変わり、時間が行ったり来たり...」佐々木、イン、マイマイン マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
最初から結末が分かる。 人称がコロコロ変わり、時間が行ったり来たり...
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最初から結末が分かる。
人称がコロコロ変わり、時間が行ったり来たりして、登場人物が沢山出過ぎ。
つまり、散文的過ぎる予定調和な話。
友情とか家族とか描くのは勝手だが、全ての登場人物に生活感が無い。個人のアイデンティティが相互に絡んで、家族とか友情とかが生まれると思うけどね。
『佐々木って昔からあーだったの』って演出が未熟だから、それはたったの5分前。しみじみとした時間経過すらない。
話がそのうちこんがらがって、相関関係が出鱈目になって、ストーリーの根幹を作るはずの主旨が欠如している。
つまり、日本人の好きな『徒然なるままに』の散文である。
『最後は予想通り』
これなら、ぬいぐるみで話していた方がマシだ。
友人の死(僕には友人がいない)、喧嘩(二回いきなり殴りた)カラオケ(昔は仕事で連れていかれた)、パチンコ、バッティングセンター、ナンパ等など一度も経験がないので、その良さが分からん。
癌でぽっくり死ねない!
他人の不幸や作られた不幸で、自分の幸福を感受する大日本帝國の未来は明るい。
でも、こんな目的のない奴は役者なんて目指さないで貰いたい。ただでさえ、ろくな演出家がいなくて、ろくな映画が作られないんだから。
それで、スリッパでバスなんだと思ったけど。
結局、最後はそう言う事になるんでしょう。最初のバスの場面と最後のバスの場面だけで繋げば、この映画は5分で終わる。
やっと終わった。
疲れた。
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