「超絶薄っぺらく押し付けがましい」泣きたい私は猫をかぶる 細雪さんの映画レビュー(感想・評価)
超絶薄っぺらく押し付けがましい
主人公がまさにオタクが考えた青春群像小説キャラという感じ。独りよがりで押し付けがましく、それでいて人間性や背景が絵に描いたような薄っぺらさ。他人に気を使う他人を見ているというような描写の割に最低限の人間観察すらできていない、ぼっちか引き篭もりのような稚拙な視点ばかりで見ていてとにかくゲンナリする。
駿高畑ではないスタジオジブリと細田守、新海誠を足して物真似して超絶薄めたような内容と映像。
とにかく動きやセリフがわざとらしく、こちらもなんだかこういうアニメが好きでしょ?アニメってこんな感じでしょ?という感じで押し付けがましい。
そしてただただ薄っぺらい人間の自己主張を擁護して1人の人間としては扱われず舞台装置のように用意されたサブキャラ達…もうなんかどんだけオタクの"気持ちいい"だけのために作られてるんだろうという感じで気持ち悪い。
SNSとかで人間性を希薄にしてアイコン化と関係性みたいなものだけで人間関係を構築している、ラノベとかなろう系みたいな自分にしか人間性と身勝手な自己顕示欲を振りかざしたい系のタイプの人には刺さるのかもしれないが、まぁとにかく夢見るオタクが描いた私の青春みたいな内容でゲンナリする。
星は1つにしたいが、映像はそれなりにしっかりしてたので星2つで。
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