ドクター・デスの遺産 BLACK FILEのレビュー・感想・評価
全218件中、121~140件目を表示
安楽死と殺人…でも結局は殺人
世間では、安楽死についてのニュースで議論が行われていますが、私的には綾野剛さん演じる犬養刑事の言うように、「殺人」だと思い観ました。
幾つかのレビューを拝見しましたが、確かに映画として観るならば、少々刑事ドラマっぽいとも思いました。
ただ、このご時世において綾野剛さん、北川景子さん始め、沢山の出演者達が安楽死というものについて考え、作り上げた作品なのではないでしょうか。
否定的でも肯定的にもなれませんが、私個人の意見なら、安楽死と言う言葉は一見綺麗な言の葉の様に聞こえるが、それは誰かに委託して殺してもらう…結局殺人と何も変わりません。
欧米各国では安楽死が法律で認められているそうですが、それが果たして良いのか、感謝されるものなのか分かりません。
少なくとも、双極性障害の様な症状を患っている私には正常な判断なのか間違っているのか分かりませんが、日本では例えその行いをしても結局は捕まるわけです。
映画の中では刑事の中で少し語られるような、若しくはそういう風に仕込んだ作品になっていましたが、現代の日本社会はコロナの第3波で大変でしょうがこの問題についてもしっかり議論してもらいたいです。
皆さんの演技、素晴らしかったです。
考えさせられる内容でした。
テレビ的な演出!?
期待しすぎたかな…。でも、続編があるなら期待したい。
俳優陣の演技がせめてもの救い
原作を読んでしまっているせいなのかと思いましたが、原作読んでなくてもたぶん星の数は変わらなかったかも。
CMをみる限りとてもテンポよく、安楽死の是非を問うようなメッセージ性の高いストーリーを期待して映画館へ向かったのですが、オープニングがあまりにチープ(まるで昭和の刑事ドラマ)で期待外れの予感はしていました。
よくいえば、原作は安楽死の是非、人間の倫理観や正義を問うメッセージ性の強い内容だったのに対し、映画はサスペンス要素高めでエンタメ重視の印象。ただドクターデスが本人の意思とは別に安楽死に誘導するなんて原作読んでる身としてはあり得ない。。。
あと音楽も、全体的には無音というか音楽少なめなのですが、たまに流れるBGMが昭和の刑事ドラマ感プンプンで、そっちにもっていきたいの?と思わずにいられない。雰囲気台無しの印象です。
俳優陣の演技はとても素晴らしく、圧倒されるものがあり、また主題歌の歌詞も音もとてもよかったのですが、映画作品としては駄作と言わざるを得ません。
綾野剛と北川景子がやたらと番宣していることに違和感を覚えていましたが、映画を観て納得しました。
原作読んで出演決めた俳優さんもいたと思いますが、もったいないの一言です。
原作が骨抜き
原作小説に色濃くあった、推理小説の形から、臓器移植の問題や、障害、過失致死に見せかけての殺人など、「命」や「医療」「罪を定める法」などを描く、重いテーマは陰をひそめて…いや、物語の骨子が放棄されたと感じました。
バディもの、キャラ立ち優先にして、過去のヴィラン・ダークヒーロー犯罪を模倣するストーリーをなぞっただけのパチモン・アクションもの。
主人公の刑事二人は、いつ警視庁に出勤しているのかわからないくらい自由。
予算不足なのか、やる気ないのかわかりませんが、捜査員も主演2人以外は常に2~3人程度。
犯人確保に警官隊が現れることもない。
安楽死依頼サイトをそのまま放置したり、警察はバカばっかりだし。
改めて日テレで、これを連ドラシリーズ化したかったのかな? と邪推するほど、綾野剛と北川景子推しにしか思えず。
二人のキャラに関して割と深堀も説明もなかったから、私が知らないだけで、てっきりすでにテレビシリーズがあっての、スピンオフ映画かと思ったくらい。
キャラ推しの割には、原作にあった犬養の「嘘を見抜く」という特技が目立たないし。
犯人が快楽殺人犯と判明したとたん、推理ものの香りは吹き飛び、スリラーものに変貌。
サイコパスとの追っかけっこ。
後半だけ取って見れば、『怪奇大作戦』「狂気人間」に近しい雰囲気。
よかったのは、宣伝でクレジットされてない、この真犯人のサイコパス演技くらいだったかな。
10分に一回「ダメだこりゃ」「助けて、早く終わって、帰りたい」という言葉が溢れそうになるほど呆れかえりました。
評価がなぜ低いのかわからない
耐えられませんでした
薄味のフルコース
安楽死など鑑賞上押さえておく重要なこと?!について
まず、最先端の医学、医療において、安楽死という概念はありません。
日本の法律上認められていないだけでなく、死ではなく医療行為でほとんどの苦しみは緩和できます、アメリカで認められているのは、医療保険が未発達であるなど、後進的な面があります。
ですから、安楽死、尊厳死ということが言われたら、即詐欺、即殺人そのものです。
ということで、この映画が、ドクターでもデスでもないことは、ミステリー、サスペンスとして重要なファクターです、このことから、マイナスの意見から鑑賞を尻込みする人か出てくるのは、本当にもったいない。
犯人が浮き上がるところは、日本のノワールミステリーとして転換期となる傑作です。
二人の刑事のキャラづくりも見事です、北川景子のズボン姿はサービスショットです。
綾野剛はステレオタイプで凄い頑張りです、あぶない刑事のハードボイルドです。
とてもエンタメとして最高品質ですので、是非、映画館で鑑賞してほしい、そう、思います。
どうもタイトル負けしているね
ある意味ブラックファイル
全218件中、121~140件目を表示