「殴り合いは必要?」ワイルド・スピード ジェットブレイク ステオラさんの映画レビュー(感想・評価)
殴り合いは必要?
ワイスピは、元々飛行機やトラックで運べばいいものを、わざわざスポーツカーで運ぶとか、腕力や銃撃戦で勝負すればいいのを、わざわざクルマで勝負して白黒つけるというのが特徴でした。そのためにクールで速いマシンを手に入れて挑むところがツボだったしました。我々日本人には嬉しいことに、90年代の日本車が主役であったのも印象的でした。 ファミリーのキャストが敵人を殺すこともしなかった。 それがいつからか、殴り合いが増え、敵を殺すようになり、普通のアクション映画になってしまった。また、カーマニアの趣味とは異なる浮世離れした乗り物が登場する。そこにお金をかけたせいか、ゾクゾクするようなカーアクションは減ってしまった。もうこれ以上制作費を膨れさせる必要などないです。また、ポール・ウォーカー亡き後は、なぜかスキンヘッドばかりのキャストが暴れるようになったのも見直しの時期ではないかと思います。カーマニアでなくても楽しめて、カーマニアがみても、「さすがわかっているな」と思わせる作品への復活を望みます。殴り合いはいらない。その代わりにアホらしくもクルマで勝負してほしい。そうでなければこの映画の意味がないです。
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