「ゼロヨンだけに生きる人生と家族」ワイルド・スピード ジェットブレイク 棒パンおじさんさんの映画レビュー(感想・評価)
ゼロヨンだけに生きる人生と家族
めっちゃ面白かった!
今作ついにジャスティン・リン監督がシリーズにカムバック!
『TOKYO DRIFT』『MAX』『MEGA MAX』『EURO MISSION』と4作品を牽引してきた彼が、新たに引っ提げてきた『JET BREAK』は、この大きなフランチャイズに更なる進化と深みをもたらしたと思います
ワイスピではすっかり恒例となった奇想天外なカーアクションはさることながら、ドミニク・トレットの過去を掘り下げたのが本当に素晴らしかった
彼の弟ジェイコブ・トレットの登場は、「ゼロヨンだけに生きる人生」を一貫してきたドムが、如何にして己の過去と向き合ってきたかが描かれていて、
個人的に過去作で感じていた、ブライアン・オコナーと比べた時のドムへの物足りなさが満たされました
さらに、ここ最近のワイスピ映画であまり目立たなかったほろ苦いヒューマンドラマが、本作でまた見れてすごく良かったです
でもそれ以上に嬉しいのは、やっぱりハンの再登場!
初登場は3作目『TOKYO DRIFT』だけど、時系列をねじ曲げてまで後続作品に登場するほどの屈指の人気を誇る彼が、死の床から目覚めてスクリーンに戻ってきてくれた
かつての愛車RX-7と同じオレンジ色のクルマのハンドルを握るのは胸熱だよほんと
ドムと同じようにハンのバックストーリーもしっかり描いてくれたから、ようやく9作品が強い繋がりを持ったと思います
そんでもって、ミッドクレジットシーンがヤバかった
まだ見てない人のために言うのは控えるけど、これだけは言っておこう
最後まで席を立たないように!
最終作2作品の前哨戦にあたる本作
死亡フラグ立てまくった上、妙に狂言回しっぽいローマンが気になったのと、
一部語られない部分があってウズウズする感じが残ったけど、十分楽しめた😁
ジャスティン・リン監督、ワイスピ10もどうかよろしくお願いします!
『SUPER COMBO』からの合流が望み薄のルーク・ボブスの再登場
死体未発見のジゼル・ヤシャールの復活
そして何より、作中で幾度と存在を示唆された
“彼”を呼び戻してほしい
次回作も期待してます…!