「コメディになってる」ワイルド・スピード ジェットブレイク 熱帯雨林さんの映画レビュー(感想・評価)
コメディになってる
カーアクションやスリルを楽しむシリーズだったはずが、完全コメディに変わっている。ダクトテープで修繕した潜水服着てポンティアックで宇宙へ?で、人工衛星に体当りして無傷で生きて残ってるってどうよ。ポンティアック対人工衛星、ポンティアックの完全勝利ってか。なるほどアメ車は頑丈だもんねぇ。もともとリアリティなど期待していないが、それにしてもひどすぎる。ジャングルでの逃走場面や街なかでの追跡場面のアクションシーンは相変わらず見応えありで楽しめるけど。
あと、兄弟愛の安い感動シーンは要らない。喧嘩別れが原因で、弟が悪に走った?んで世界征服をたくらむ?どんな兄弟喧嘩だ?強引なもってきかたで、別の意味でまた笑える。そもそも弟が居たのか?弟登場は突然生まれてきたアイデアだろうね。で、いつの間にか世界を救う正義の味方になった兄の力で・・・?ストーリーに無理やり作り出した弟が世界征服をたくらんじゃったから、兄の設定が正義の味方にならないといけなくなってしまった。ホント安あがりの脚本。別に感動させられなくて良いの、このシリーズ。誰もそんなもの求めてないよ。スカッとさせてくれれば良いんだよ。あと、ハンが生きてたというのもなぁ。前の事故の場面、けっこうしんみりしたのに。そのうちジゼルも?
同じ内容では飽きられるので、シリーズを繰り返すには新たな技が必要なのは理解できるが、前と変えすぎると自滅すると思う。ファンは離れていくと思う。