「馴染みの店の定食で美味しく頂ける。そして終わりに向けての一抹の寂しさも」ワイルド・スピード ジェットブレイク ミラーズさんの映画レビュー(感想・評価)
馴染みの店の定食で美味しく頂ける。そして終わりに向けての一抹の寂しさも
世界的に人気の地方的にはネオ・ヤンキー気質の人気シリーズ9作目。
前作から番外編に行った面子以外のメインチームは続投でお馴染みの仲間達のやり取りとド級のアクションが楽しめてストーリーは正直あまり頭に入ってこないが、入場料金以上のものを変わらず魅せてくれる稀有なシリーズだと思う。(この映画をみて内容が無いとか金返せとなる奴は!クソして寝ろ!)
気になるところは、大して無いが東京渋谷のラーメンやでホッピー瓶をそのまま飲んでいるのは、ヘンな感じ。(ジャパン・コロナビール的扱いか?)
007やマーベルもビックリな数の様々な国に行くけど、観光地などはほとんどスルーしてひたすら街中で内戦みたいなアクションを繰り広げるのもシリーズのお約束なのでしょう。(迷惑)
荒地のジャングルをアメリカンマッスルカーで疾走したり、車で宇宙に行ったりと免許取り立てではしゃぐ高校生か!な発想と場面やはり凄い
ひと昔前の香港映画みたいな強引な敵(弟)の設定などは苦笑するけど多分次からは気にならないかも。SWも単純化すると親子喧嘩だし。
第一作目から提示されていたドムの過去への邂逅やブライアンへの目配せも良かったが、シリーズが終焉に向かっている証拠でもあり一抹の寂しさもこみ上げてくるが、速くてカッコイイ車とナイスガイ・ガール達の遊戯を様々なアイデアで毎回趣向を凝らしくれる製作陣や無茶なアクションスタントとロケーションに敬意を表します。
これが映画の醍醐味!