「中国の30年の方がノスタルジック」チィファの手紙 だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)
中国の30年の方がノスタルジック
日本語版のラストレターもとても良かったです。
岩井俊二監督好きです。
こんなに早く中国版出すのか、、、イメージ壊されたら嫌だなと思って鑑賞しました。
結果、とても良かったです。
日本語版と基本的には同じストーリー。イメージ通り。
30年前の希望に満ちた中学生時代と、40代になった現在の明暗。ただ、昔を懐かしむだけではなく、「それでも良いのだ」という肯定もあるので、後味がとてもいい。
日本語版と違うのは、季節と都市かな?
日本語版は夏、田舎というイメージだったけど、中国版は冬の都会というイメージ。
あと、役者を知らないので、先入観がが無くて良かったです。これが福山の中国版?と思ってしまうのは、日本人だからでしょう。
2人の少女役も澄んでいて良かったです。
また、中国の30年と日本の30年は違うものだと思いました。中国の30年は、こんなに差があるのか。と。
また、、高層マンションのような最近の都市と、土壁とレンガと古い団地のような一昔前の雰囲気のギャップもいい。
街を見るだけで、ノスタルジーやワクワク感があるのは、私にとっては中国は外国だからかと。
この点は日本語版よりいい。
映像も、光と空気感みたいなものが良い。
音楽も良かった。サントラ欲しい。
日本語版も良いけど、中国版もとても満足。
いい映画、、、観たなぁ、と余韻が素晴らしい。
一点だけ、大人のインチャン役の方。福山のイメージに引っ張られてちょっとイメージが違った。
どうしても「マツモトクラブ」に見える、、、汗
コメントありがとうございます。
同じストーリーで別のノスタルジーを感じますよね。
どちらが好きかは、たぶん好みなのだと思います。
日本版は好きな俳優陣が出ているので、この点は圧倒的に有利ですが、中国版の風景も良かったですね。
短期間で同じストーリーで別の味。どちらも良かったです。
ホントはこんなこと言っちゃいけないんだろうけど、なんか中国版の映像観てたら篠田昇カメラマンを思い出しちゃいました。
光の使い方というか影の使い方というか、木造校舎の床なんかもう、花とアリスで蒼井優が踊ったフロアの床にそっくりで。
違う意味でしんみりしちゃいましたw
映画としての完成度という部分ではラストレターよりこちらのが高いような気もしますねw
コメントありがとうございます。
日本語版の出演者と比べてしまいますよね。
インチャン役の方、たくさん映画出ているみたいですが、
マツモトクラブと豊川悦司に見えて、ややこしかったです。
でも、、、いい映画でした。
私も「インチャン役の方。福山のイメージに引っ張られてちょっと」になりました。後、名前を忘れたのですが、日本版で豊悦役のイケメンでいい人すぎる気がした。豊悦のようなダークな部分と言うか、悪さみたいなのがあっても良かったかもです。