「私が知らない映画の時代。」キネマの神様 しろくろぱんださんの映画レビュー(感想・評価)
私が知らない映画の時代。
観たかった作品の一つ。映画館のPVで何となくstoryはわかる感じでした。実際観てみると台詞が劇の様な感じです。母と暮らせばや小さいおうちもそんな感じです。山田洋次監督の独特の作り方製作の仕方ですね。俳優さん達の和気あいあいとした感じがとてもよかった。
ただ。若い頃のゴウを菅田将暉がやる気満々に描かれていたので。沢田研二になって賭け事で借金して大酒飲みのになっていたのはショックでした。若い頃の面影が全く無くなっていたから。まあ。それでないと最後に感動ができない訳ですが……。キネマの神様の脚本賞を取った辺りから素敵な作品になっていった。
北川景子や永野芽郁ちゃんそして野田洋次郎も中々よかった。最後に細やかな感動が待っています。
度々申し訳ございません。
私は、ゴウは素晴らしい映画監督にはなれなかったと思います。
それは、胆力がないから・・。
数名の映画監督と舞台挨拶などで会話した事がありますが、皆さん知力、話力、ユーモアに長けており、更に資金集めなどの苦労話をお聞きすると対人折衝能力、胆力も必要なオールラウンダーな方々ばかりでした。
映画監督って、会社の社長みたいな能力が必要とされるのだなあ、と思っています。では。
今晩は。
他の素敵なレビュアーにも私の勝手な意見として書いたのですが、情熱があった若きゴウは、自分を慕ってくれて結婚した淑子に対し、歳を経るうちに映画への情熱が薄れ、淑子の無償の献身にいたたまれなくなって、情けない男になって行ったのかなあ、と思いながら鑑賞していました。何時の世でも、女性は寛大で、偉大だなあ、とも思いました。では。