「ヤクザ、井藤正治歴史年表」無頼 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ヤクザ、井藤正治歴史年表
2歳で母親を亡くし15歳で父親を亡くし、駿河の国界隈でのし上がったヤクザものの話。
アイスを売り納豆を売り日銭を稼いでいた少年が、目を掛けて貰っていた組の為に働き、服役し、自身で組を持ちのし上がって行くストーリー。
いくらかは派手なやり合いや恫喝シーンもあるけれど、親分さんは至って冷静で、切った張ったのエンタメ特化ではない15歳から60歳までの主人公、井藤正治と、井藤組に纏わる抗争に凌ぎに政治絡みのところまでヤクザのお仕事をみせる物語。
余り深いところまで描かれるところは少ないけれど、年数字幕と時代背景を反映したネタを仕込みつつ進行して行き、その時代のヤクザ事情を紹介している一面も。
最後まで結構あっさりで、派手なドンパチやヒリヒリ感を求めたらもの足りないことこの上ないだろうけど、個人的にはとても面白かった。
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