「親子(母子)の幸せ・・☆」MOTHER マザー ☆ムーミンさんの映画レビュー(感想・評価)
親子(母子)の幸せ・・☆
実話に基づくということを知らずに鑑賞しました。
長澤まさみ演じる母親と息子。
それにまつわる人々の話し。
「万引家族」というよりも、途中で「誰も知らない」を思い出した。
万引家族は、なにかしらある種救いのような感情がわくシーンがあるが、
この作品は最後まで一貫した別のものがある。
長澤まさみ、阿部サダヲも良いが、何と言っても周平役の(少年・幼年期とも)演技が
素晴らしく、どんどん引き込まれていく。
子供を自分の一部と言い切る母親、それに応えようとする息子。
この話は、極端な形であるとはいえ、一つの愛の話なのかもしれません。
最後になっても、「お母さんが好き」という周平。
きっと本当に心からそう思っていると思った。
親子の幸せは、他者からはわからない計り知れないものがある。
周りがどんなに「かわいそうだ・」と評しても、そうではないものが
身の周りには溢れている。
家族には、正解などないということを、改めて考えた作品。
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