劇場公開日 2020年7月3日

  • 予告編を見る

「最低の女を、最高の演者と演出」MOTHER マザー だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0最低の女を、最高の演者と演出

2020年7月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

本当に最低の女であり母。
救いがない。病気。
理解を超える。

犯罪者でも、人間の部分を描けば、ある程度までは共感できるものだけど。

最近、子供を閉じ込めて餓死させた毒親がニュースになっていて、現実の方がひどい、、、と観てしまった。
が、後半は裏切らない。

「なぜ?、、、」
と聞かれた時に答えを考えてしまう。

表向きは、毒親と可哀想な子供だけど。
子供の回答に、単に文字通りの意味だとも取れるけど、本当は違うのかもとも思ってみたり。

何より凄いのは長澤まさみを筆頭に演者。
と、
純度100パーセントの演出ですね。
アドリブなのか演出なのか分かりませんが、とてもリアルな間。無音のシーン。
大森監督。怖いです。

だるまん