「運命に翻弄される…」ソニア ナチスの女スパイ ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
運命に翻弄される…
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とは彼女の人生そのもの。ナチス統治下のノルウェーで、ナチス賛美の演劇をしていた彼女は実際どうだったのだろう。父親はレジスタンス。仕方なく女優として生きていく術としてナチスに付き合っていたのかもしれない。父親の解放のために、ナチス高官の恋人になり、スウェーデンの諜報活動をする命懸けの行動、逆にナチスからも諜報活動を依頼され、ハンガリー人の恋人を疑い、幸せになれない人生。家族と共にスウェーデンへ移住したのだろうが、女優としてはナチスのスパイのレッテルを貼られ、大成しなかった。戦争が生んだ悲劇のヒロインだが、もう少し分かりやすく、濃淡ある演出があったら、もっと緊張感もって楽しめたかもしれない。
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