「途中からスターウォーズ」事故物件 恐い間取り HIRAさんの映画レビュー(感想・評価)
途中からスターウォーズ
劇場で『変な家』を観て同レベルの星だった
ので興味が出てきてアマプラで観てみた。
松原タニシの事故物件住みます芸人の怪談は
ネットでみてたけど語り部のほうが怖かった。
自分のなかで一番怖い想像力を駆使するので
勝手に自分で怖い方へもっていけるのがいい。
映画は実物の霊がなんかアカンかった。
全然怖くない。お化け屋敷のクオリティ。
シーンとしたジワジワの恐怖が好きなのに
リアルな霊たちが霊としてでなく殺人者と
して怯えてて回顧の殺人シーンのレフレインが
怖かっただけやった。
松原タニシのリアルな心霊体験の誇張バージョン
が映画やし演出は理解できるけど、
しかしなんなんあのラスボス。
え、シスですか?なんでフォースを使って
いるのか意味不明で、いきなりフード被って
ジャパニーズホラーじゃなくアメリカンホラー
へ転換してた。
暗黒卿に対して、どこで売ってるん?って
ぶっと大きな線香の束の火の粉で戦う姿は
日曜朝7時か8時の戦隊ものの戦いにも見えて
びっくりした。人間と幽霊の対立ではなく、
悪の皇帝と3人の仲間たちの戦いで
なんか途中からほのぼのした。
江口のりこの不動産社員が最高にロックで
ポップでイケイケで姉御だった。
こんな感じで物件紹介してくれたら
事故物件も住みたくなってくる。
すご腕営業マンだな。
最後トラックにひかれたけど、そのまま立ち
上がって営業続けてきそうだった。
暗黒卿~、大阪まで追いかけてきたんかい!
ここまできたらギャグ路線しゅうすらしてきた。
ほんわりひやっと霊を感じるジャパニーズ
ホラーがラストでは追随型のジェイソンタイプ
になってて草。
変な家も後半ガラッと変わったけど、
こっちの帝国の逆襲で面白かった。
映画の幽霊は女の人が多いけど、男バージョン
だったらフード被って暗黒のボスみたいなのに
なるのが新鮮だった。
亀梨和也が大阪芸人?って映画観る前までは
思ってたけど、観た後は意外とマッチしてて
良かった。
一番怖かったのは、テレビ業界かな。
木下ほうかとか業界人が一番怖かった。
お笑いもテレビも厳しい世界ですな。