「あの頃も、今も、これからも。」あの頃。 はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
あの頃も、今も、これからも。
アイドルオタクの中年達の物語と思いきや「あの頃」何かに夢中だった人達の物語だった。誰にだってあの頃はあるし、あの頃と決別する時もある。
そして同時に松坂桃李演じる劔がストーリーテラーとなって進行してゆくコズミンの生き方のお話しでもある。あの頃より今を生きる仲間達と、唯一今もあの頃を生きるコズミン。どっちが幸せでどっちが不幸とかではなく、あの頃も今もこれからも好きなものを好きと堂々と言えることは素敵なこと。(ただしみんなあの頃も今もちゃんと仕事はして下さい😆)
ただこのコズミンが曲者過ぎて…かなりイライラした。なんなら途中から仲野太賀にまでイライラしてしまったくらいハマってた!それにしてもCT画像を見る表情の濃淡とかうまいな~。(相変わらず関西弁が気になって仕方なかったけど…)配役も面白かった!
15年以上好きなバンドを追いかけてる私としては馬場さんにシンパシーを感じた。キラキラしてる人達って見るだけで泣ける。分かるわ~。前半はアイドルオタク達の境地も垣間見れてけっこう笑えて面白かったのに、後半はグダクダしてしまった印象でちょっと残念。
ライブハウスのシーンでMONONO AWAREが出て「おっ!」ってなった。以前対バンで見たことあって素敵なバンドだったんでもうちょっと演奏聴きたかったな。
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