劇場公開日 2021年2月19日

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「恋INGなイタくて尊くて最高だった時間」あの頃。 まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0恋INGなイタくて尊くて最高だった時間

2021年2月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

モーニング娘。や松浦亜弥が大ブームだった時に高校生だったので、本作で描かれるハロプロはドンピシャ。「恋ING」も大好きで、この曲を聴くだけで涙が出てしまいます。笑
『ハロプロのアイドルが推し』という共通点だけで、いい大人が本気で楽しめて自然にいつも一緒にいる仲間になる。私はこんなに熱狂的に何かを推したことがないので、羨ましく思いながら観ていました。
この作品で描かれるのは、第2の青春(中学10年生)の訪れと、仲間との日々、そして卒業。楽しいだけじゃなく、衝突やもどかしさもあるけど、推しを通して出会った仲間は一生モノだということが、数年間の日々を通して、良い意味でイタく、バカバカしく、そして尊く描かれていました。

また、常に今が一番楽しいと言える人生を送れているのか?という、あの頃が一番楽しかったとか過去を美化して今を諦めがちな大人への投げかけに、YESと言えない自分がいることに、なんとも苦笑いな後味。
予告から想像していた作品よりもビターな作風でしたが、これはこれでアリかな。

まだまだぼのぼの