「「好き」はすべての原動力」あの頃。 映画野郎officialさんの映画レビュー(感想・評価)
「好き」はすべての原動力
いくつになっても夢中になれるものと、それによって結びつけられる絆が力をくれる。
ストーリーは淡々と進むが、クセのある俳優陣が一味も二味も加え、今泉力哉監督らしい優しい間合いの演出が温かくする。絶妙な緩急でクスクス笑わされたり、グッと心を掴まれたりする。
ドラムとベース音だけのBGMも独特のリズム感とムードをこの映画にもたらしている。ハロプロの曲を熱唱する男たちがかっこよくさえ見える。
松坂桃李は言わずもがな、相変わらず仲野太賀の目の演技が素晴らしすぎる。
日々現実に追われる人たちを温かく包み込む休息のような映画。
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