「人との「信頼関係」を築く上で、最も大切なことに気付かせてくれたスポーツ青春映画でした」弱虫ペダル 飯田亜美さんの映画レビュー(感想・評価)
人との「信頼関係」を築く上で、最も大切なことに気付かせてくれたスポーツ青春映画でした
友人から薦められ、いつか観ようと思っていた映画の1つでした。
ミーハー気質な私にとって、永瀬廉が出ていると聞いただけで、もう観る価値は十分でした。
ですが、それと同時に、あのキラキラしている永瀬廉が、どのようにして主人公(小野田君)を演じるのだろう?という、
ワクワクするような、でもどこか不安にも似たような気持ちもありました。
しかし、映画の冒頭を見た瞬間に、そんな不安はあっという間にかき消され、永瀬廉はもう小野田君そのものにしか見えず、映画に没頭できました!
あらすじをざっくりとまとめると、運動が苦手なアニメオタクの小野田君があるきっかけで自転車競技部に入り、仲間と共に大会で優勝を目指す、という少年漫画が原作のスポーツ青春映画です。
特に印象的だったシーンは、大事な大会で、転倒によって最下位になった小野田君の追い上げと、小野田君が自分たちに追いつくことを信じてギリギリまで待ち続けるチームメイトの様子が描かれているシーンです。
このシーンを通じて、私はチームで困難なことに立ち向かい、かつそれを成し遂げるためには、
・自分を突き動かすことのできるたった一つのやる理由
・仲間や自分との約束
・日々の姿(やる事をやっているかとか)を通して積み上げた仲間との信頼関係
が何よりも大切なのだと改めて感じることができました。
困難な場面に立ち向かうためには、心の底から自分を信じてくれる仲間や自分自身の存在が、何よりもの原動力になるんだということにも気づくことができました!
私自身もいちビジネスパーソンとして、小野田君のように、
・仕事の場面においてだけではなく、いつどんな場面を切り取ったとしても、胸を張れるような行動をすること
・自分がした約束はどんなに些細なものだったとしても、絶対に守り続けること
そして、もどかしい想いを抱きながらも、小野田君の追い上げを信じて待ち続けたチームメイトたちのように、
・どんな時でも仲間の可能性を信じて、必要な時にはいつでもサポートできる自分でいること
を改めて決意する時間になりました。
最後になりますが、この映画は仕事などでちょっとマンネリを感じ始めた方に、ぜひともお勧めしたい映画です!