時の行路のレビュー・感想・評価
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自縄自縛
2008年12月、大手自動車メーカーから突如解雇された派遣社員達が組合に加入し闘争する話。
あらすじに記されている青森でリストラの話はなく、静岡県は三島にある業界最大手のミカド自動車で働いているところから話はスタート。
働き始めて4年目、契約更新したばかりの主人公他多数の派遣社員達が、契約期間が残っているにも関わらず突如解雇を言い渡されて展開していく。
略したら有名な某組合と同じ名前の組合で、強気に交渉して行くけれど…。
確かにそれは違法だし、契約期間分の補償はわかるけれど社員登用とかはかなり厳しいし、裏でのことは別として酷いのは派遣会社。
派遣や期間員がどういう処遇のものか判っていた筈なのに、家族と天秤にかけるとか、ある意味、組合側の思惑に良いように踊らされた様にもみえる。
実際にもそういう話はあったらしいけど、労災云々はあの程度の立場の人間が言うのもわけが判らないし、このストーリーとは関係ないし、契約解除が決まったとはいえ、仕事をサボってキャッチボールとか、サインしたのを人のせいにしたりとか、言いたいこと、やっていることは判るけど、演出が安っぽく煽りすぎに感じてしまったし、特に意外性もなくて、映画としての面白味をあまり感じなかった。
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