劇場公開日 2020年10月16日

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「一人の主人公、奇跡の人を観た!」夜明けを信じて。 Nekopapaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0一人の主人公、奇跡の人を観た!

2020年10月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

とても素敵な映画を観てきた。世の中が高度成長するそんな日本のバブルの時代に主人公の様に生き抜いた人がいたなんて、正直驚いた。

画面のあちこちに昭和の雰囲気を醸し出した仕上がりにとても気に入った作品の一つだ。
昭和生まれの人にとっては、自分が生きてきた時代を一望できるので懐かしさが込み上がると同時に自分の青春時代を追体験出来るかの様だ、それにしても主人公があまりにも立派で自分の青春時代とは雲泥の差があ事も当然だが、
後の世から見れば「偉大なる者の青春時代」と言う事になると思う。過去の救世主、イエス・キリストや仏陀がもし現代の地球に降り立ったらやはり常人とは異なる青春時代を送るだろうと、この映画を観て思った。

主人公のストイックな生き方、まるで武士の時代に修行するサムライの様だ。
純朴でありながらも人情がありとても力強く生き抜く姿に共感を覚えずにはおられなかった。

久々に日本映画で爽やかさを感じた。深い深い感動が魂に染み入るようで、普段は自分の魂などには気にも留めずに生活しているのだが心の奥底の神秘を感ぜずにはおれない映画だった。

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Nekopapa