「「人物伝・偉人伝」映画として傑出した作品(2020/10/16鑑賞)」夜明けを信じて。 虹孔雀さんの映画レビュー(感想・評価)
「人物伝・偉人伝」映画として傑出した作品(2020/10/16鑑賞)
本作は実話をベースにした教祖伝であり、人物伝であり、偉人伝である。
一条悟(大川隆法総裁)が、若き少年時代から会社を退社独立し、太陽会(幸福の科学)を立ち上げ、東京ドーム講演を開催するまでの過程を描いた物語。
友人、同僚、恋人、ライバル、両親、様々な人達からの視点で描かれており、心情描写、演技、演出のいずれを取っても、最後まで飽きさせず2時間以上の大作を支えてくれた。
近年の実話映画として鑑賞した記憶があるものでは、「杉原千畝」「ロケットマン」「グローリー」「グリーンブック」「黒い司法」「8年越しの花嫁」等があるが、教祖伝という特殊性を加味しても本作が劣ることはないだろう。
一条悟が過酷な商社時代を通してキャリアを磨くさながら、心に留めていた女性と葛藤するシーンでは、自らの人生にも一部共感できるところがあり不覚にも涙してしまった。
主演はさながら、脇役の演技も躍動感があり、主人公を照らすスポットライトの役割を見事果たしていた。
本作は実話ベースの映画では傑出した作品の一つとして列挙しても良いと思う。
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