「誰かが頑張って守ってくれてる秘密のお陰」ゾッキ shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
誰かが頑張って守ってくれてる秘密のお陰
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映画「ゾッキ」(竹中直人・山田孝之・齊藤工監督)から。
う~ん、楽しいことは楽しいが、映画作品という視点で捉えると、
これは評価が分かれるんだろうなぁ・・と思いながら、観終わった。
メモを眺めると「秘密」ってキーワードで括られる。
作品冒頭に「最近俺は思うんだが、生き物と言うものは
秘密がなくなると死ぬんじゃないだろうか?」
「秘密は大事にしろ、なるべくたくさん持て」という会話で始まり、
作品ラストに「牧田くんってさ、秘密ある?」「あるよ」「いくつ?」
「墓場まで持ってく覚悟のが1個ある」「何か重いね」
「でも、そうやって誰かが頑張って守ってくれてる秘密のお陰で
世の中うまく回ってるんじゃないのかな」
「そう思う?」「時々ね」という会話が用意されている分、
全体のつながりは「秘密」なんだろうと思う。
多彩な、そして豪華なキャストが揃ったのも、
3人の俳優の共同監督の力と言わざるを得ないのかもしれない。
秘密って、やっぱり謎めいた単語だよなぁ。
P.S
個人的には、冒頭に映し出された習字の2作品が気になる。
「太鼓と私」「絶望の光」・・この意味は?
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