「大好きなカテゴリーなのに、珍しく観ていて全くワクワクしなかった」ブラックアダム Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
大好きなカテゴリーなのに、珍しく観ていて全くワクワクしなかった
普通に面白いです
暇潰しにはなるかな、ぐらいの作品、期待し過ぎたのかもしれません
ドウェイン・ジョンソンさんは好きな俳優の1人でその彼が満を持して登場するヒーローもの、プラス予告やネット記事などを見てすごく期待していただけにちょっと残念でした
設定ではとても面白く作れそうなのに、ほとんどが既知のVFX映像と派手なバトルシーンが続くだけで、ストーリーもいまいち引き込まれるものがなく、観終わった時なんとも言えない物足りなさを感じました
アダムの暴走を止めるべく送り込まれたヒーローチーム"JSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)"がとてもマーベルキャラクターとカブり二番煎じに見えたのも気持ちが乗らない大きな理由かな、とも思います
ピアース・ブロスナンさん演じるドクター・フェイトはドクター・ストレンジ、クインテッサ・スウィンデルさん演じるサイクロンはX-メンのストーム、ノア・センティネオさん演じるアトム・スマッシャーが巨大化するノリはアントマン、そしてアダム自体の超高速で移動(描写としては周りが遅い)する所はフラッシュだし、丸腰で飛べちゃう所は今回ポストクレジットシーンで登場のスーパーマンそのものだし・・・
と、なんかそういうのが気になって、全く楽しめませんでした
"5000年"の眠りから目覚めたアダムがあまりにも簡単に現代に馴染んでいく所やJSAが大して強そうじゃない所、そして"シャザム? どういう関係?"となる大疑問など、珍しく不完全な所ばかりに目が行く作品でした
ドウェインさんがやっぱりカッコよかったのとアドリアナを演じた女優サラ・シャヒさんがとても綺麗、それが見所ですかね