「DCの暗さを払拭するアクション大作!ドウェイン・ジョンソンはいつも最強!」ブラックアダム はまたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
DCの暗さを払拭するアクション大作!ドウェイン・ジョンソンはいつも最強!
ドウェイン・ジョンソンが出ている時点で負けがないことは確定の映画ですが、オリジンものとしては異色のストーリーでとても面白かったです。
5000年前の感覚で暴力で解決するのが当然と考えるアダムがアドリアナやアモン、JSAとの交流を経て少しずつ考え方が変わっていくところは非常に自然に描かれていて楽しく見ることができました。息子が勇者としてカーンダック解放したあとにその力を恐れられ、家族が狙われてしまい死にかけのアダムに息子が力を託して殺されてしまうシーンは泣けました。アダムは自分は勇者でもなんでもないんだと語る理由として納得できるし、かわいそうだ。こちらも子どもがいるからでしょうけど。
アクションシーンは迫力があり、スーパーマンと同様の殴り合いメインで大変楽しめます。
最後のあのヒーローとの邂逅はちょっと次作を期待しちゃいますね。
だいぶ粗いあらすじです。サッカー見てから見に行ったので頭が冴えてなかったかな。
軍事侵攻されて圧政に苦しむカーンダックには5000年前に奴隷制から解放した勇者伝説があった。
大学教授のアドリアナは圧政の中で伝説の呪いの王冠を封印するため、遺跡を調査する。勇者を封印したと思われる場所と王冠を見つけるが謎の勢力(軍事侵攻している国?)の襲撃を受け、苦し紛れに勇者を解放する呪文を唱えるとブラックアダムが出現。ブラックアダムは圧倒的な力で武装集団を皆殺しにするが、最後にダメージを負い気を失ってしまう。アドリアナは自宅にブラックアダムを運び手当をする。アドリアナの仕事仲間であるイシュマエルは実は王冠を狙う勢力のリーダーであり、アドリアナが持ち帰った王冠を狙う。
一方、JSA(ジャスティスソサエティオブアメリカ)はブラックアダムの出現を受けて出動するが、カーンダックに到着したときにはアドリアナの息子アモンを助けるためにブラックアダムが軍事勢力を殺している最中であり、全力で止めに入る。ブラックアダムに力では敵わない上に民衆もブラックアダムを支持し始めたため、JSAチームは話し合いを提案するが、ブラックアダムを投獄するだけの内容に当然折り合うことはできない。
そうこうしているうちに王冠を持って逃げたアドリアナの息子アモンがイシュマエルに捕まってしまう。ブラックアダムは全力で逃げるイシュマエルを追うがあと少しのところで取り逃がしてしまう。
アモンは自宅に王冠を隠していたため、すぐにアモンが殺されることはないが、アドリアナはアモンを救うためにJSAとブラックアダムの双方に一時協力を懇願。イシュマエルが基地にしている鉱山へ向かう。アドリアナはイシュマエルの取引に応じ王冠を渡すが、イシュマエルは自分が5000年前の王の末裔であると告げ、アモンを殺そうと引き金を引く。ブラックアダムは銃弾を何とか止めたものの、怒りで力が暴走し、周囲をイシュマエルともども壊滅させてしまう。
無事に王冠を取り戻し、イシュマエルもいなくなった。過去にも怒りでカーンダックを壊滅させていたブラックアダムは役目を終えたとしてJSAへ投降し、仮死状態で保管される。しかし、イシュマエルは死の直前に王冠を被り、悪魔と契約する呪文を唱えていた!
イシュマエルは悪魔サバックとして蘇りJSAをなぎ倒す。ドクターフェイトがサバックと命がけで対峙しながら、魔法でブラックアダムの拘束をとき、意識を覚醒させる。ブラックアダムは牢獄から抜け出し、力を取り戻してカーンダックへ戻る。JSAのリーダーホークマンとブラックアダムは共闘しサバックを倒す。
ブラックアダムは民衆のヒーローとなるが、玉座にはつかずにカーンダックの守護者となる。