「ハッフルパフに3点(2点だったかも?)」ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 asicaさんの映画レビュー(感想・評価)
ハッフルパフに3点(2点だったかも?)
久しぶりに映画館に。
一人で行くのは大学生以来かも。
この映画に関しては、ハリーポッターシリーズの映画も
そして原作本も読み
さらにファンタビの1と2をちゃんと見てないとまず楽しめないので 誘う相手がいなかった。
前夜、物忘れの激しい最近の私の脳みそのために
ハリポタ原作の死の秘宝の 関連部分の章(ハリーポッターは章仕立てになっているのでありがたい)を読み直し
なおかつ寝不足にならないように用心して
有楽町のピカデリーのdolbyにて鑑賞。
そんなこんなをまったく裏切る事のない感動の時間を堪能致しました。
ジェイコブの部分ではだいたい笑いを差し込まれる訳で
だとしても
ポートキーがジェイコブは苦手とかって事がわかってないと面白くないし
クリーデンス 髪伸ばしちゃったね
とか
ダンブルドアの弟アバーフォースの事、妹の事、
そうそう
妹はクリーデンスみたいなオブスキュラスを産む体質であった事などは今回明らかになったのだけれど
そう言った
ハリーポッターの映画版では割愛されたダンブルドアの過去の話がわかってないとほぼ楽しめないのではないかと見てなおさら確信した。
スキャマンダーさんの登場の仕方はもうまったくわくわくでドキドキで最高のシチュエーションだったし、
その彼女の出産シーンがラストまで重要であった事も!
兄のテセウス(まったくニュートの兄としてこれ以上のビジュアルってある?)との連携はシリーズ3作中で最高だった。
もちろん擬態の部分はもう〜面白い🤣!しかない。
兄に「本気でやって!腰をゆらゆら」しかもそれが命懸けの場面なんだから。
この辺り、兄が踏んづけて危機的状況になった洞窟内迷路でまずはてんでバラバラに逃げ惑うあたりが男兄弟だよなあって思える演出も良かった。
それにしてもあんなところに吊るされて仕舞いにあんなのに引きづられてパックンされるとか
私ならもうその後助けられて逃げ惑うのも含めて
途中で諦めて終わりにしたいくらい。
その二人の兄弟が母校であるホグワーツを眼下にして流れる例のハリーポッターの曲がもう涙目になる程に彼らと同じように懐かしく安心感溢れる場所として認識される。
(それが死の秘宝のラストではホグワーツの戦いでめちゃくちゃになっちゃうんだけどもね100年後に)
ダンブルドアは最初に見た時より随分馴染んだ。
あんな色気ダダ漏れのダンブルドアってあり?って思ったのが今回はそれも含め 慣れてたし
何よりもグリンデルバルドは原作(ハリーポッターの)を読んでいた時からマッツ・ミケルセンの方に近い風貌を想像していたわけだから、彼ら二人の関係性はマッツミケルセンの方がずっと馴染んだものになったように思えた。
アメリカからフランスそして今回はドイツ。
やっぱりドイツって言うとヨーロッパ人はこういうイメージを持つんだなあとドイツ人には同情したくなる。
今回はラストがブータン
天空の城のような場所に古来のアジアンテイストを入れ
あんな山 自力で登れませんが
姿現し出来る彼らは ドラえもんのどこでもドアのようにみんな行き来出来て良かったこと!
キリンって 麒麟ですよね。
彼らはクリーチャーって言ってたの?
よく聞き取れなかったけれど。
ラスト付近
ダンブルドアとグリンデルバルドが
血の誓いが破られて闘いに入る瞬間
もう感極まってしまって涙が出て来た。
家で見てたらこうは行かないです。
キリンがカバンから出てくる時もひざまづく時もウルウル。
CGってこうやって使ってよねっていう魔法の数々を堪能し
感動のストーリーを絡め
そしてハリーポッターからの熱心なファンを歓喜させるこの作りに
見てわかるやつだけがわかるんだよねえーーー。
という優越感でぱんぱんに膨らんだ胸(すでに脂肪で膨らんだそれをさらに)をマスク越しの呼吸でふーはーさせながら
エレベーターに乗りマグルの行き交う有楽町の街並みに戻ったのだった。
そう言えば マグルをアメリカでは ノーマジっていうやつは全然 馴染まないなあと思ってたけど
第1作以外では マグルで通してる?
ビデオ鑑賞致しまして。
もっと1と2を見てから行けば良かったと さらに思った。
映画館では、カマーが妹を殺されたと言ってたのが今ほどぴんと来ていなかったし ニュートの助手の彼女の事はすっかり忘れて見てた。
じっくり1、2を見込んでいくと
思ったよりグリンデルバルドのマッツミケルセンがやっぱりちょっと この人との血の契りよりはあっちだったよなあと思ってしまった。
という事は 映画館ではあの程度で行って正解だったのかも。
今晩は。
ノーマジって単語、第一作以降出てきませんね。何故だろう。
”キリンって 麒麟ですよね。”
ジラーフとは違う、伝説の動物麒麟の造形でしたね。
長きシリーズになりそうですが、次作楽しみに待っています。
何しろ、マッツ・ミケルセンという真打登場ですからねえ。
では。
『ハリポタ』はファミリー・エンタメだったので(とは言っても終盤はスリリング&ダークですが)、ダンブルドアのもっとディープな内面を描けなかったんでしょうね。
新シリーズと謳ってますが、今回は“ダンブルドア補完物語”な感じでした。