「マッツ・ミケルセンに100点!」ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
マッツ・ミケルセンに100点!
グリンデルバルド演じるジョニー・デップの降板に伴い、代役として出演することになったマッツ・ミケルセンが大好きということで鑑賞することになった本作。ハリーポッターシリーズが苦手で今まで見てこなかったが、3なら流石に予習は必須だろうと思い過去2作は鑑賞済み。過去作見るのが遅くなってしまい、公開から約1ヶ月経っての鑑賞です。
1作品目はまぁまぁ面白く、ハリーポッターが苦手な私でも十分に楽しめましたが、2作品目は相変わらず作風のクオリティは高いものの、詰め込みすぎで結構キツかったという印象。そんなこんなで、マッツが出演しているから楽しみ!半分、前作の名誉挽回となるか...の不安半分って感じでした。が、過去2作と比べても断トツで面白い作品に仕上がっていました!!!!
過去作と何がそんなに違うとかと言いますと、本作スケールもクオリティもビジュアルも演出も超絶パワーアップしているんです。もちろん、今までも世界観の構築がお見事で、ストーリー自体が微妙でも入り込んで見れたんですよね。しかし、今回は今までの比じゃない。冒頭から制作陣の本気がひしひしと感じる。テンションぶち上がり、鳥肌が立ち、あまりの完成度の高さに度肝抜かされる。いやぁ、凄い!!!!!映画館で初めて見たからか、もう終始興奮していました!
これ、映画館だから良く感じたのかなと思ったけど、映像の美しさとか、音楽のカッコ良さとか、細部までのこだわりとか、何度も言うように今までとは全然違っていて、心を鷲掴みされました。もちろん、映画館だからってのもあるだろうけど、なんか次元が違ったんですよね。見応えバツグンで、ちょっと長く感じたけどずっと面白かった。しかも、何が良かったかって劇場私一人だったんですよ。「うわぁ、いい。」「最高だ...」と呟きながら見れたので、面白さを噛み締めながら楽しめました笑
そしてそして、忘れちゃならないのがマッツ・ミケルセン。今年公開の「ライダーズ・オブ・ジャスティス」という映画しか、彼の出演作を見た事がないのですが、あの作品でマッツ沼にハマってしまい、それ以来大ファンでございます(と、言いながら全然過去作見れてないんだけど...笑)。
ジョニー・デップのグリンデルバルドはかなりハマっていて好きだったから、大ファンとは言いながらも違和感を感じそうだな〜と思っていました。しかし、流石マッツ・ミケルセン。グリンデルバルドの恐ろしさや不気味さを残したまま、ジョニー・デップには無かった、思わず惚れ込んでしまいそうになるカリスマ性みたいなのが彼から感じられました。いや、天才。今までファンじゃなかった、この作品で初めて存在を知った人でも、マッツ・ミケルセンのファンになること間違いなし!もうカッコイイ...大好き。これからマッツのグリンデルバルドが見れると思うと、毎日楽しく生きれそうです。
ストーリーも確かにちょっと突拍子がない部分もあるけど、非常にわかりやすくて面白かったです。過去2作を見ている前提で話が繰り広げられるけど、2は何だったの?ってぐらい丁寧で見やすい。重厚感のある人間ドラマで、個人的には超好み。魔法動物の活躍は減っちゃったけどちゃんとファンタビらしさも残されているから、ファンは大いに楽しめると思う。計画は無計画!
お馴染みのキャラから新キャラまでしっかり生かされており、テンポ感も良くてあっという間。特にジェイコブがめちゃくちゃ良いのよ。笑えたり、ワクワクしたり、緊張したり、心温まったりで、お気に入りのシーンがたくさんありました!こりゃ、長いけど何度も見たいな...。
素晴らしい役者、素晴らしい音響、素晴らしい出来にブラボー٩(ˊᗜˋ*)و 楽しくて楽しくて仕方がない、2時間20分でした!永遠にひたっていたいこの余韻。今年圧倒的ナンバーワン洋画です。まだまだ劇場で公開されていると思うので、過去作をしっかり見てご覧下さい。超オススメです!